[流用] GENTOS SF-133XX

購入価格 ￥1,980

昨日、仕事の用事でホームセンターに寄ったときの事。
sosuさんのSF-132XXレビュー
https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=5231&forum=89
が頭にあったので、すぐにコレが目に入った。
しかも、目玉商品で1,980円！

最後の一個だったので、即レジへと直行しました。
え？その領収証はなんだって？
･･･いや、だって仕事の備品ｑあｗせｄｒｆ


スペックは
明るさ：８０ルーメン
照射特性：15度（スポットビーム）～45度（ワイドビーム）
照射距離：約139m（最大時：スポットビーム時）
電池寿命：実用点灯約11時間（Ｈｉｇｈモード）　
　　　　　実用点灯約44時間（Ｌｏｗモード）
　　　　　実用点灯約24時間（点滅）
使用光源：チップタイプ白色ＬＥＤ
機能：フォーカスコントロール/点滅機能/インスタントオフスイッチ/防滴仕様
配光システム：フォーカスコントロールレンズ
使用電池：単４形アルカリ電池×３本
本体サイズ：約Φ３８×１２９ｍｍ
本体質量：約１４５ｇ

SF-132XXとの違いは使用電池の違いに伴う寿命や大きさ等と照射角・距離。
基本の明るさや各種機能は同じです。

まず開封して驚いたのがその外観。

ポリッシュ！ポリッシュ！
これは1,980円とは到底思えない質感ですぞ。

暫くの間、撫でたり見惚れたりしてその質を堪能した後分解。

っても後ろを外しただけですがｗ
電池は3AAAなのでアタッチメントに纏めるタイプ。
2AAに比べると、ここがちょっと鬱陶しいところではあります。

本体機能や特色はSF-132XXとほぼ同じだと思うので割愛します。
で、実際に点灯させてみました。
比較は同じくsosuさんがレビューしてる「OHM CL-30MS」
https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=5374&forum=89
まともに比較出来そうな手持ちのライトがこれだけなもんで･･･

OHM CL-30MS（フォーカス機能無し）


SF-133XX（最スポット）


SF-133XX（中間）


SF-133XX（最ワイド）


フォーカスは中間が一番おいしいですね。
最スポットは鋭すぎて周りが暗い。
最ワイドはダークスポットが酷い、というか配光が汚い･･･

しかし改めて思った、「OHM CL-30MS」って優秀なんｄ･･･ｹﾞﾌﾝｹﾞﾌﾝ
と冗談（ではないかもｗ）は置いといて･･･
自転車用としてはなかなかのライトではないでしょうか。
CL-30MS（自称150lm）と比較しても分かるように、80lmと謳ってる割には非常に明るいと思います。
フォーカス機能・強弱調整・点滅機能と自転車用として十分なライトではないでしょうか。


価格評価→★★★★★　2千円台後半でも欲しくなるのに1,980円とは！
評　　価→★★★★☆　限りなく5点に近いですが、点滅に切り替わるまで待ちきれないｗ のがちょっと。

購入価格 ￥2480(ヨドバシ新宿西口店)

この価格帯のライトにしては他社より高機能。フォーカスコントロールも付いている。
それ程大きくもなく、バイクライトホルダ1個で固定可能。
このライトこそスポーツ自転車の味方･･･なのかも知れないｗ

ただ、問題もある。

まず1つ目。753様も仰られているように、配光が汚い。
ワイド時に真ん中に出るダークスポットは、同じレンズを使っている533XXも似たような感じ(と言うより、全く同じ)だったので、このレンズの“弱点”である可能性も。

2つ目は、SG-305も同様ですが、3AAA(単4形3本)である事。
eneloopなどのニッケル･水素蓄電池を扱う場合、充電器とセットで買うと半端が･･･。
これについては、4+2本の6本体制(=3本×2)で運用する事で解決。
考えようによっては「予備電池を持てる」というメリットにも。
アルカリ運用なら、12本パックなどで誤魔化す事もｗ

しかしこのライト、欠点だけではない。上記の欠点を補って余りある利点もある。

まず、スポットの可変範囲が広い。
スポットは「点」状態なので、その分遠くに光が飛ぶ。
災害時には重宝するような･･･そう、サーチライトの配光。そんな感じ(ただし周辺光は全くないけど)。
街中では最ワイドも捨てがたい。発光部がレンズで拡大され、ギラギラして目立つ。

2つ目。電池はカートリッジに収めるタイプなので、共用可能な電池入りカートリッジさえ持っていれば、電池交換が瞬時に終わる。
サンジェルマン製品であればSG-305、SG-355B、SF-101、SF-103X、SJ-D3A/H3Aなどが該当。
他社ではOHM SL-05Sなど、共用可能なカートリッジが多い。CLOPS X6/X12も共用可能という噂がｗ

3つ目。強弱切換(100%→25%)に加え、点滅が付いている。ゆっくりだけど。
でも点滅は･･･私はあんまり使わないです。
灯火に点滅速度の速いMUJI/CREEが居座っているので、非常時以外は出番がない。
なので、強弱切換と可変スポットが主な機能となる。寧ろこれだけで(ry

因みにMUJI/CREE、1本で都心から夜のサイクリングロードまでカバーできるのでお勧め(ですが、2Cなのでデカいのが難点)。


4つ目。このクラスにしてはかなり明るい。
自称150lmのCL-30MSと、良い感じに勝負が出来る明るさ。
これは恐らく、コリメータレンズの性質の違いが出ているものと推測。
CL-30MSは周辺光のあるタイプ。SF-XXシリーズは全て周辺光がありません。
全てスポットに集約されるので、その分明るく感じるのかも知れません。

あと、ルーメン値について。
実は、80lmというのはメーカーであるCREEの発表値。しかも、350mA時の。
しかし、どうもそれ以上の電流を流してるっぽい。
で、計算してみました。以下、電源回路の損失を無視した場合･･･

本品は消費電力1.36W。XP-Cの適正駆動電圧は3.4Vであり、即ち消費電流は400mAとなる。
適正時(3.4V/350mA)の消費電力が1.19Wなので、このライトはCREE公式の適正値より14%ほど出力を上げている事になる(→114.3%)。
このライトに使われているLED、CREE XP-C P4の350mA時の明るさが80.6lmなので、114.3%を掛けてやればコイツの大体の明るさが出る。
計算してみたら、80.6×114.3%=91.13lmと出た。
なお、この計算では駆動電圧を上げていません(めんどくさいんで3.4Vのまま。LED側は3.9Vまで可能だそうで)。

･･･つまり、実際は90lm前後と考える事が出来ます。そう考えると、ますますお買い得感がｗ

価格評価→★★★★★(普通に考えても安い)
評　　　価→★★★☆☆(LEDの中心ズレを何とかしてくれたら★×5なんだけどなあ･･･)