購入価格 ¥1890
sosuさんが以前にカインズ オープナー・ドライバーキーホルダーというものをレビューされています。
https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=4560&forum=82#forumpost7168拝読してからずっと、上記製品のようなキーホルダーにもなる工具を探していたのだが、先日これを発見。説明用の紙には「折り畳むと→世界最小 開くと→ロングサイズ(作業しやすい)」とある。また、「※キーホルダーに装着して持ち歩けます。」と丸ゴシック体で可愛く書かれている。コレだ! と思って衝動買い。
実際に使ってみたところ、ビットの精度は正直いま一つ。少し小さめのようで、工具の使い方に慣れていない人だとボルトをなめてしまう恐れがある。勿論、慎重に使えば十分に用を足す。以下の写真のように、開いてフラットな状態に持っていけるので、まあまあ作業性も良い。
ビットはT25、2mm、3mm、4mm、5mm、6mm、プラスドライバー、マイナスドライバーの八種類。素材は軽合金、スチール。サイズは35x32x15.5mm。台湾製。つくりもそんなにチャチではなく、酒の肴度も高い。
私の場合、携帯工具は「取り出してすぐに使える」というのが重要なポイント。というのも、携帯工具が必要になる局面は、外でマシンが調子悪くなった時であり、サドルやステムのズレや変速機を修正する場合、修正して乗って、止まってまた修正して、を何度か繰り返すことが多いからだ。
すると、多くのミニツールに付属してくる小さいケースだとか、レザイン製品に付属するネオプレンバンドなどは、実は邪魔だったりする。自転車から降りる→ツール缶やサドルバッグから携帯工具を取り出す→ケースから取り出す→修正する→ケースにしまう→サドルバッグに戻す、といった一連の動作を、頻繁にストップアンドゴーをしつつ繰り返すのは、結構なストレス。「治った! これでOK」と思って工具をしまい、発進してから「だめじゃん。」ということも多い。
その点、このツールは背中のポケットなり、サドルバッグなりから、取り出してすぐ使い、戻せる。この気軽さは非常にポイントが高い。
短所としては、ビットの長さの制限上、キャリパーブレーキを固定するM5やT25に届かないことがある点。そして先述したとおりビットが少し小さめなこと(勿論、短時間の作業においては妥協可能)。
プラスドライバは先端が細めで、ディレイラー調整の際に非常に使いやすい。久しぶりに良いものを買った。
ユニコ製品はなかなか痒いところに手が届くものが多い。こうしたものは、意外に海外で売れることが多い。ぜひ海外進出してほしい。いずれツール・ド・フランスを走る選手たちの胸に Bike Guyの文字が躍る日も近いだろう。
価格評価→★★★★☆
評 価→★★★★☆ ビットの分マイナス1
<オプション>
カタログ重量→ 65g(実測重量 g)