もう売ってないものを書くのもどうかと思うが記念代わりに
2007年式
購入価格 ¥120,000.-(上の方と同じ年式なのだが、これが定価だったかどうか定かで無い)
2007/4/8に受け取り丸6年。約13万km。
購入時にクロモリであることやRNC3自体に深い選定理由はなく、
1)スローピングが大嫌い
2)メガチューブが心底嫌い
3)顎の上がった犬みたいなアヘッドステムが見るのも嫌気が差すほど嫌い
と言うわがままと、
1)通勤メインで使うのに20万円もする自転車なんて、盗まれたら傷でもついたらと思うと怖くて仕事が手につかん
2)千葉のダートより酷い一桁国道の洗濯板舗装を毎日走るのに、カーボンやアルミは強度は心配ないが寿命はすごく心配
3)レースなんぞしないのにアルミの戦闘機を使うのは単純にもったいない
と言う不安からとりあえず使い倒せる自転車ということで選ぶ。対抗としては全てクロモリで当時バッソバイパーやラレーカールトンC?(Fだった?)、GIOSなどがあったがやはりアヘッドは許せずw) 、事実上ほぼ一択。
他の自転車には中古で買った'90台前半?の前だけアルミ(宮田アルフレックス 事故で車の下に引きずり込まれて折れてしまった)しか乗ったことがない。買った時点で15年落ちの、ノーマルゲージアルミパイプ接着止なので当然ぐにゃぐにゃだったと思われる。
なので、RNC3に乗った最初の感想は「硬すぎる」 こんなのに乗ってたら膝おかしくすると本気で思った。だから、クロモリの乗り心地がどうとか撓りがどうとかということは全く判らない。重さも、カタログ上はたいそう重たい訳だが、軽い自転車を知らないので気にならないし、重心の一番上であるシートポストにドカベンのようなバッグを付けているのだからフレームの重さの1kg2kgなんて関係ない。(750mlボトル二本つけて走っているが、満タンと空の差1.5kgを体感したことなど一度もないし、巡航速度や疲労度に影響したこともない)
ただ、よく走る。ラッシュの車と一緒になる通勤時は舗装状態など見て選べないし、ツーリングに出れば出たで先がどんな道か判らないので未舗装路に突っ込んでしまうこともままある。そんな状態で月2,000km前後 年20,,00-23,000km。千葉から赤城も碓井も箱根も妙高高原も磐梯山も越えた。日本海も天竜川も猪苗代湖も見てきた。落車も何度もあるし、右折してきたクルマや信号無視のスクーターに突っ込まれたり、後ろから巻き込んできた左折車に押し倒されたりいきなり横に停まってドア開けた車に弾き飛ばされたこともある。もう傷だらけなどという次元でなく、再塗装する意味さえないと思ってしまう。
でも走る。レースに使うような自転車ではもともと無いのだろうけれど、40過ぎのおっさんが水1.5kgとドカベンバッグ付けてスニーカーで踏んでいても250kmで28km/hくらいのaveは出る。体力がガタガタになってしまった最近になるまで、4日で長野新潟猪苗代と回って900km走っても後に疲労は残らなかった。クロモリだからなのか、単に乗り方に合っているからかは判らない。
パーツについてはブレーキ以外は純正のティアグラで十分。ロードレーサーではなくロードバイクにこれ以上のパーツは意味が無い。耐久性にも不安は全くないし、性能が不足だとしたらものでなく調整の問題のほうが多い。パーツのグレード上げるより定期的にショップで調整して貰うのとチェーンやワイヤーを交換してちゃんと油挿すほうが100倍効く。
そこに金を掛けるくらいなら、出先で旨いもの食った方が良い。
基本的に10万km走るまでブレーキシューをR55C3に変えた以外グレードアップはしていない。10万km時点でBBを6700に交換したが、別に故障があった訳ではなく切りがいいので取り替えただけだし、なぜか6700が4500より安くなってしまっていたので6700を使っただけ(走っても別に性能は気がつく程上がらなかったし)。
破損か寿命以外でパーツ交換したことはないが、元から残っているパーツはブレーキアーチ/ステム/シートピラー/FD/クランク/インナーリングくらいしか無い。
・STI3セット目
・ホイール5セット(WH-R500 4セットのあとショップ組32H使用中)目
・スプロケット5セット目?
・アウターリング3枚目
・RD/BB/ヘッド2セット目
・ペダル3セット目
・ハンドル2本目(アルミのハンドルが下に曲がって前から見ると菱形になってしまうなど想像もしなかった)
正直言って、ブリジストンの管理には疑問がある。ヘッドはコラム周りの精度に問題があるのか、新車時からプロが調整しても勝手に締まってがちがちになる>いきなり緩んで走っていて見えるほどガタガタになる と言う症状が消えない。お陰で、サドルバッグに常にヘッドスパナ二本入っている。新車に付いていたペダルは、トウクリップから足を抜いたらその向きのままずっと回っている位ガチガチで、手で動かしてもゴリゴリと硬すぎる。さっさと交換したものの、これを検品して発見できなかったのだとしたら、相当に甘い。
今はRNC3までもアヘッドになってしまい、へたばった犬のように顎が上がっている。それを押しても次も最新型のRNC3を買うという気には今のところならない。
それでも、フレームは生きている。今年に入って、巡航中や登坂中に変にヨタつく様な気がすることが増えてきた。毎日乗っているので逆に分からないが、多分新車の時と比べたらぐにゃぐにゃになっているのだろう。
20万kmに届く前に人間の方が潰れる可能性のほうがずっと強い。
今はこいつが最後の自転車。それでいい。
価格評価→★★★★☆
評 価→★★★★☆
<オプション>
年 式→2007