購入価格 ¥1365円
梅雨時のことだったと思うが、自転車泥棒のことが新聞記事になった
何でも、高級自転車ばかり60台以上も自宅に隠し持っていたという
ことだったが、その後、パッタリと消息を聞かない
自転車雑誌でも、『防犯用具特集』でも打てばよいのに
音なしの構えである。
つまり、自転車の盗難には打つ手が無いということらしい。
昔の自転車の鍵というのは、傘の骨を突っ込んで
ガチャガチャやってば開くという伝説?があるほど、
ちゃちなものだった。最近の鍵は、さすがにそんなことは
無いが、現在主流のワイヤー式の鍵は、かなり太いやつでも、
駅前自転車撤去のおじさんが持っている、植木鋏のような
ごっつい専用の工具であっという間に切られてしまう。
U字式は、それに比べると多少時間が掛かるらしいが、
最近のように、携帯式の電動工具の類が普及してくると
もはや安心できないらしい
人目の多いところに停める
幾つも鍵を掛ける
長時間、自転車から離れない
という、昔ながらの原則を守るしかないようだ
下手な鉄砲も数打てばということになると、『防犯』のためという
名目で、仲間内で見せ合うために新しい鍵を買ったりしがちである
(え?そんなことをしてるのはお前らだけだろ!?そうかも知らん)
人と違う鍵をとなると、有名どころではなく、人知れず眠っている
ちょっと変わったキーを捜すことになる。この製品も
そんな病気に冒されて、ポチっとしてしまった1本である
何に惹かれたかというと、『ウエーブ』というフレーズである
数年前の、某有名ロックメーカーの鍵を狙ったピッキング事件以来、
いまや、100円ショップで売っているキーでも、高いものは、
(500円以上はするが)ディンプルキーだったりする。
ウエーブというのは、トヨタのセルシオに採用にされて
一躍有名になった鍵で、通常、外側についているギザギザが
内側を向いているキーのことで、車では、高額なものを
中心に結構採用例があるが、自転車用では珍しい
ピッキングが難しいとされているキーである
前述のように、どうせオバケ鋏で切られるのだから、
耐ピッキング性能などどうでも良いのだが、鍵の形が
ネタになるとなるとムズムズが抑えきれない
結局買ってしまった。
買ってみたら、amazonではメーカー名がCAPTAIN STAGとあるが
実は斉工舎のOEM製品であり、上限2万円だが保険がついてくる
800円分の切手を同封すると、スペアキーを送ってくれるという
サービスまである。
鍵穴も、自動車の鍵によくあるように、蓋がついていて、
蓋を押し開けてキーを入れるタイプで、ネタとしては
申し分ない
ただし、ターゲットとしては、高級ママチャリとか
電動アシスト自転車のようなちょっと値の張る一般車が
ターゲットと思われる鍵なので、ブラケットが付いていない。
そのため、通勤で使うためフロントバックまたはリアキャリアの
どちらか、または両方つけていることが多い私のような場合は良いが、
一般的なロードではしまい場所に困るかもしれない
ちなみに、amazonはまったく売る気が無いらしく、
ワイヤー部分の色で、クリアブルーとクリアの2商品あるのだが、
商品と写真を取り違えているし、(商品名と同じ色のものが来る)、
保険の話もスペアキーの話も商品説明には記述が無い。
(2009.8.13現在)
価格評価→★★★★☆(少し高いが目新しいので許す)
評 価→★★★★☆(ブラケットが無いので)
カタログ重量:310g
サイズ:直径12mm×長さ600mm