購入価格 ¥0(中古品の再利用)
【始めた動機】
自転車のトップチューブは、
・コーナリング時に無意識に膝蹴りする
・ボトルを抜き差しする時にぶつける
・自転車を担ぐ時に持つ
・何かに立てかける
・etc.
といった理由で傷が入りやすい場所。
あまり傷が入るのも嫌なのでトップチューブパッドの替わりに中古バーテープを巻いてみた...のは10年ぐらい前の話だ。
【実践しているマシン】
私の手持ちのマシンの中でこれを実践しているのは下森製作所のPELOTON号。
中古で発見した掘り出し物で、前三角がカーボンでシートステーとチェーンステーがクロモリというちょっと珍しいフレーム。コンポは世界初のデュアルコントロールレバーを含む74デュラエースがメイン。時々『シャカリキ!』のツールドおきなわのワンシーンを思い出しつつちょろっと転がす程度に嗜む旧車コレクション的存在だ。(※74デュラは作中によく出てくる。)
そんなマシンなのでトップチューブには傷を入れたくなかった。
そこからクラックに発展とかマジ勘弁。
【やってみた】
そこで、マシン購入時に巻いてあったチェレステカラーの薄手のバーテープをトップチューブに移植して巻いた。
両面テープ無しモデルで銘柄は不明。巻き終わりの黒いビニテが今見ると残念だが、当時はそこまで気にしていなかったように思う。
今は10年間傷が入らなかったので一応良しとしている。
【応用例】
PELOTON号の場合トップチューブの保護が主目的なのでトップチューブのほぼ全体に巻いてますが、他の使い方も出来る。
[その1]
ホリゾンタルフレームはサイクルラックにサドルを引っ掛けるときにサドルとトップチューブの距離が近くぶつけやすいので、保険的にサドルの下付近だけ巻いておく。
[その2]
シクロクロスやMTBを担ぐ時に持ちやすい位置に巻いておき、目印兼取手にする。
[その3]
輪行時にタイヤがよく当たる所にあらかじめ巻いておき、輪行傷からフレームを守る。
といった方法。
普通のトップチューブパッドと比較して保護材とフレームの間に隙間が出来にくく保護材自体も動きにくいので、気づかぬうちに隙間に砂等が入って結局フレームに傷が入ってしまうという事故も防げる。
あちこち巻いたとしても重量は知れてるので、重量増加もあまり気にしなくて良い。
マシンのワンポイントカラーコーディネートを兼ねた単なるフレーム保護用の技かと思いきや何気に実践的で工夫と発想次第で色々使える。
【耐久性とランニングコスト】
私のPELOTON号はあまり乗らないマシンなので気が付けばバーテープを巻いてから10年ぐらい経ってしまっているが、普通によく乗るバイクでも普通のバーテープと同程度以上の耐久性は期待していい。ボロくなったところでまた取っておいた中古バーテープに巻き替えれば済む話なので財布を気にする必要もない。
【弱点】
最大の弱点は、洗車するとき若干邪魔な事。ここはトップチューブパッドに完全に劣る点です。
末端処理を工夫(例えばタイラップとか)して簡単に付け外し出来るようにしても、巻きつけ作業は煩雑。しょっちゅう洗車するならトップチューブとトップチューブパッドの間に砂埃が云々も気にしなくていいのでトップチューブパッドの方が便利かと思います。
【まとめ】
最近のカーボンフレームはトップチューブにロゴ等がペイントされているので見た目を重視しつつバーテープを巻くとなると若干難易度が増しますが、細身のクロモリなら色さえ間違わなければ見た目を大きく損なうことも少ないかと思います。
実戦仕様でも保険仕様でもワンポイントコーデでもその他思い付いたあれやこれやでも色々使えるテクニックですので是非お試し下さい。
価格評価→★★★★★(再利用なのでタダ同然)
評 価→★★★★★(目的達成)
<オプション>
本編と全く関係ないですが、
以前投稿した使用済みバーテープを車のパーキングブレーキレバーに使うアレ...。
まだ現役です。
助手席側の取手みたいなやつにも巻いてます。
握り易くていいですよ。
評 価→★★★★★