購入価格 ¥3600
久しぶりにレビューしがいのあるものを購入。
競合はTOPEAKのトライバッグやTNiのBENTOBOX。
パッケージは上記のような感じ。最近、RICOHのR10という素敵なデジカメを購入したので、トライバッグ的なものを導入したかった。TOPEAKのトライバッグ自体は、実は家にある。あるのだが、マイナーチェンジ以前のものなので、ステムに巻き付けるストラップが極度に長すぎて私のクロモリフレームでは使い物にならない(縫えばいいだけだけど)。店頭でこのボントレガー製品を見かけた時、デザインがかっこいいなーと思いはしたが、価格を見て吹いた。TOPEAKトライバッグオールウェザーのほぼ倍である。強気の価格設定とはこういうのを言うのだろう。
最終的にはデザインが気に入り、断腸の思いで購入。仕事を頑張った自分へのご褒美だ! ご覧の通り防水性は皆無。メリットとしては、
・本体にある程度の硬さがあるので型崩れしないこと。
・ステムにはゴムで縛って本体内側のストッパーで留めるため、コラムサイズを選ばないこと。
・中に入れたモノにアクセスしやすいこと。
重大な欠点としては、本体をトップチューブに固定するベルクロが長すぎる割に、ベルト通しのようなものがないので、タラ~と情けなくベルクロ先端が垂れてくること。Wレバーに手を伸ばす時にぶつかり、その際にはがれてしまうこともあった。このベロはペダリング時に膝にもぶつかる。どうして自転車関連製品はこうも詰めが甘いのだろうか。実際に使用すればわかるはずなのに。つまり実際に使用せずに市場にリリースしているのだろう。なぜそんなことがまかり通る世界なのか、理解できない。
なら買うな、と思われるかもしれないが、しかしこの欠点は購入時に了解済み。回避策も考えていた。それは我らの強い味方・ダイソーで手に入る「ワンタッチテープ 粘着タイプ」である。これは粘着面を持ったベルクロのセットである。気になるお値段は無論、100円。
適切な長さにカットして、このボントレガー・スピードボックスに貼り付ける。
これでもうBONTRAGERというロゴがプリントされたベロの部分がだらしなく垂れ下がってくることはない。非常に快適な使い心地である。
さて、この長すぎるベロ+ベルト通しの不在という大きな欠点を改善したスピードボックス・改には最近、デジカメとコインケースと自宅の鍵を入れている。これまでは背中のリュックにデジカメを入れており、撮影の度に取り出していたのだが、スピードボックスを導入してから撮影頻度が50倍に増えた(これ本当w)。勿論、TOPEAKトライバッグにも同じ便利さがあるはず。このスピードボックス、防水性はゼロだが私は困らない。あくまでサクッっと写真を撮るための装備。トートバッグのようなデザインも気に入っているし、上部のメッシュ状のカバーもオープンしやすい。私が購入したのはラージタイプだが、小さいものもあるようだ。
坂道でダンシングすると当然膝は本体にぶつかる。峠に行く時などはストレスになるかもしれない。トレーニング目的で走る人には論外のアイテム。ポタリングまたはサイクリングでのんびり写真を撮りつつ走るという人や、携帯電話への着信をミスることのできないエグゼクティブな人には便利だと思う。デザインも洗練されており、細身のクロモリフレームにもファットなカーボンフレームにも似合う。
と、ここまで褒めておいて何だが、価格評価は零点とさせていただく。
価格評価→☆☆☆☆☆ 道楽として買った。後悔はしていない
評 価→★★★★☆ ベルト通しがあれば満点であった