購入価格 ¥6,000 (アスキーサイクル)
ショップの店長(社長)がデジラチェを使ってステムのボルトを締めているのを見て、
「やっぱりトルクレンチを使った方がいいんですかねえ?」
と聞いてみたら、
「そりゃもう、トルクレンチが無ければお客様のバイクは扱えませんよ。」
だそうで。
私も自分のカーボンバイクをいじるにあたり、トルクレンチを導入することにしました。デジラチェは高くて手がでないので、CBNでの評価もまあまあなグランジのにしました。
ケースは思っていたよりもだいぶコンパクトです。中には3, 4, 5, 6, 8, 10mmのヘックスとT25, T30のトルクス、あと何に使うのかよく分からない5mmのロングヘックスが入っています。あれ、ネットで調べたのよりビット数が多いよ?
よくみるとT30のビットの収納場所が不自然です。いかにもあとからケースの金型を加工してむりやり詰め込んだ感があります。サイズの刻印も(笑) これはマイナーチェンジというのでしょうか。それともオマケ?
さて、肝心の使用感ですが、まあ値段の割には良い仕事してくれるかな。ラチェットは、「チリチリチリ」となかなか精密感があります。そして、規定のトルクに達すると、コキッと首が折れる。この「コキッ」が規定トルクによって強さが変わります。5N・mぐらいのときははっきりしたと手応えがありますが、2N・mのときはちょっと判りにくい。K-Edgeのガーミンマウントの締め付けトルクは2N・mなのですが、はじめ、規定値に達したことに気づかずに締めすぎてしまいました。低トルク作業の際は、注意が必要だと思います。
あと、目盛りですが、2N・m単位ってちょっとおおざっぱ。せっかく精度が4%と謳っているのだから、1N・m単位にして欲しかったな。
まあ、そこまでの高精度は求めないけど、持っていると安心感はあります。すくなくとも手ルクレンチでひやひやしながらカーボンパーツを扱うよりも、精神衛生上よろしいかと思いました。
価格評価→★★★★★
評 価→★★★☆☆