5月某日
会社をサボっていちばん天気が良い日を狙って山岳サイクリングへ。目指すは長野と群馬のあいだあたり。
登坂を終えてダウンヒル。クルマも時々通ります。ですが、しばらくクルマが通らない時間があり、すると遠くの路上になにか見えました。
黒い影。

動いた。

停車し、ヤバいと思いつつカメラを向けて記録しておくことにしました。俺が路上で死んでいたら、こういうことが起こったのだとわかるように…
下は帰宅後に部分拡大したものです。


このクマがいる箇所は私から見て下りです。もし下から本気で駆け上がってきたら追いつかれるんじゃないでしょうか。クマは平地で40km/h以上で走れると聞いたことがあるし、8%程度の斜面でもこの距離なら20km/h以上で走れそう。私はもう脚が終わっているし、終わってなくてもここを20km/hでなんか登れないw 詰んだww
クマから目をそらさず、ゆっくりと自転車と一緒に後退をはじめました。クルマの1台や2台通ってくれたらありがたかったのですが、こんな時に限ってまったく通らない。
いまさら音を出しても仕方ないと思ったのですが、控えめに自転車のベルをチーン、チーン、…と定期的に、攻撃的でない感じで鳴らしながら後退しているうちに、クマは林の中へ。
その数分後、向こうからクルマが来ました。それを見計らって、クルマの通過後、右側車線の端っこに移動してサッっとクマエリアを通過。
こういう日に限って「VIVA気づきベル」のような製品がついていない自転車でした。これからの季節、ヒルクライムや山サイクリングに行く場合はクマ対策が必須であると思われます。ここ数年クマの個体数が増えているそうです。
以後はダウンヒル中、こまめにベルをチーンチーン鳴らしながら下りました。
評 価→★★★★★ プライスレス体験