4月4日の見沼田んぼは、うす曇りで風も強くなく、花見には格好の天気となりました。一年ぶりですが、年々、自転車の数が増しています。しかもロードが明らかに増えているようです。今年は女性のみ三人組のロードにも遭遇しました。恐らくはお母さんと娘二人ではないか?と思われます。お母さん(?)はSIDIを履いてビシッとキメていました。そして最後尾の若い女性はDE ROSAに乗っていました。でも靴は・・・?
少数ですが、狭い道を息を切らしてかっ飛ばしていくローディがいます。あの調子では、歩行者とトラブルを起こすのも時間の問題でしょう。最近の二輪の暴走族の方はゆっくり走っているようです。場違いな速度で走っているローディは彼らを見習ってほしいですね。
見沼代用水東縁(ひがしべり)をずっと北上して、さいたま記念病院の近くの喫茶レストラン「珈琲物語」で昼ごはんです。ここは以前、風情のある古い建物で、漫画本が多数、ホンダの昔のF1の写真パネル、そして古いオーディオなどが置かれ、ちょっと変わったイイ雰囲気の喫茶レストランだったのですが、1年ぶりに行ってみたら、建て替えられていて、アパート+店舗となって新しく開店していました。アパートの方はその名も「マガジンハウス」。カレーがうまいですよ。
見沼代用水西縁に行く途中、葉笛で荒城の月を吹く男性に遭遇。得した気分。
ちょっと珍しい自転車も見かけました。30年近く前のものと思われるミヤタのルマン スポルティーフです。かつて自転車少年だったと思われる男性が乗っておられました。今まで大事にしていたのでしょう。大したものです。
そして今年も遭遇してしまったALPSな男性。これで3度目です。いつものお仲間の方は「買い出し」に行っていたようで、お一人でした。少しお話を伺うことができたのですが、ALPSが閉店してしまって、残念ですねという話になりました。
キャンピング、ランドナー、スポルティーフは、絶滅危惧種ベスト3(?)ですが、それらを得意とするのが、TOEIの東叡社、PEGASUSの神金(じんがね)自転車商会、そして『ツーリングは「アルプスの世界」です』のキャッチコピーで知られたALPSのアルプス自転車などです。ALPSは2年ほど前に閉店してしまったのですが、実に残念な事件でした。その後の対応は横尾双輪館が受け持つことになっているようです。ALPSのフレームは、横尾双輪館のホルクスと同じく、東叡社製です(と言われています)。
私が大学生の頃、大学のサイクリング部と言えばどこでも、ロードではなくランドナーが主流でした。某W大学の自転車サークルの大集団が大学名のローマ字の入ったお揃いの黄色いトレーナーを着て、ランドナーに乗って甲州街道の府中あたりを八王子方面へチンタラ走っていくのを、ロードで上った大垂水峠の帰りに見て、「ああいうのは絶対にヤダ!」と思った私は、それが理由で結局サイクリング部に入らなかった、というわけではなく、貧乏でバイトが忙しく、サークル活動などしている暇がなかったのでサイクリング部に入らなかったのですが、今までALPSのスポルティーフに乗ってみたい、と心のどこかでずっと想っていました。
ALPSが閉店してしまった現在、TOEIがあるさ、ということにはなるのですが、使ってもいいかな?と思っていたレーシングパーツが、モデルチェンジでどんどん気味ないデザインになっていくので、どうしたものか?と考え込む昨今です。(おっと、大脱線!!)
評 価→★★★★★
見沼代用水東縁
見沼代用水東縁俯瞰
珈琲物語
この人の葉笛の音が風に乗って・・・
見沼代用水西縁
東縁と西縁をつなぐ見沼通船堀
ALPSの自転車
1983年のALPSの広告…あっと驚くクローズドなチェンホイル