Campagnolo Centaur 2009
購入価格 ・35.82(購入当時・=¥136)
Wiggleで購入し、2009年モデルのNeo PRIMATOに装着。 2009年モデルの大きな変更点はエルゴパワーの形状が変更され、レバーが近くなったこと。特に手の小さい人やアナトミックハンドルのユーザーにお勧めできる形状になっている。今回はエルゴパワーをメインにレビューする。
取り付けを行い、ディレイラーの調整を行ってみる。トップ側からロー側への変速で調整を済ませ、今度はロー側からトップ側へ変速させるとあっちでガラガラこっちでギア飛び、これに合わせてロー側からトップ側への変速で調整すると、今度はトップ側からロー側へ変速させるとあっちでガラガラ…(以下略)
普通10分もかからないものが休日丸一日×3日やっても終わらないって、どういうこと?
調べてみると、09ケンタの変速レバーは、シフトワイヤーを通す溝が小さく、ワイヤーを圧迫してしまうのが原因のようだ。レバー側で引くトップ側からロー側への変速では問題ないが、ディレイラーのスプリングで引き戻すロー側からトップ側への変速では、圧迫されたワイヤーをディレイラーのスプリングでは引ききれず、ディレイラーの位置が狂い変速不良を起こすようだ。 トップ側からロー側へはワイヤーにきちんとテンションがかかっているのに、ロー側からトップ側へはややワイヤーがたるみ気味になる。 アウターを抜き取ってみると、レバー内に収まっている先端の被覆が剥がれ、めくれ上がっている。 どうやらレバーの溝が狭いか、アウターが太いか、ハンドルのアール形状がエルゴパワーの取り付け部のアールと合っていないか、いずれかってことらしい。 溝を削るのは、保証の対象外となる改造行為にあたるので最後の手段。 アウターの径は取説で4.1mmと指定されている。手持ちの純正アウターを念のため調べてみると、個体差なのか、φ4.1mmのものとφ4.4mmのものがあった。取り付けているのは同時購入した4.1mmのもので、これも問題ない…はずだが、そもそもなんで現行の純正品で0.3mmもの違いが出るのか…。 次いでレバーの取り付け位置を5mm程下げ、取り付け部分に僅かな隙間を稼ぎ出し、指定トルク10Nmで締めてアウターをを通してみた。アウターを挿入した感触はさほど変わらない。ワイヤーを通し変速させてみても相変わらず。
溝を削ることを決意し、先曲がりの細丸ヤスリを買ってきた。近所のホームセンターになかったので、わざわざ電車に乗って東急ハンズの彫金工具売り場まで往復。2時間かかった。帰ってきて分解前にもう一度変速させてみると…。
あれ?何故ちゃんと動く??
どうやらヤスリを買いに行った2時間の間にインナーがなじんだようだ。そうとしか考えられない。 以来快調に変速動作をこなしてはいるが、些か釈然としない。 私の場合はこのような経過で変速するようになったが、ハンドルとの組み合わせやワイヤの個体差によってはどうにも動かないなどということも起こりうる。購入は「予告なく改良」されるのを待つのが吉かもしれない。特にアウターの径には要注意。
価格評価→★★★★☆(国内価格は論外) 評 価→★★☆☆☆(休み3日分返せ、で★-3) <オプション> 年 式→2009年
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