購入価格 ¥76000(当時)
仕事の関係で、5年ほど前に購入した。
自転車を始めてから、メンテで使っている。
今ではホームセンターでも置いてあり、1万円を切った価格でもある。
ハンドルの向き、ブラケットの位置、ブレーキキャリパーの取り付け状態など位置関係を確認するのに使っている。
小生はカンや目分量ではどうも苦手で、はっきり数値で確認することを好む。むしろ素人こそ、道具に頼り、規定通りの取り付けが推奨されるべきではないかと思う。
数々のメンテ本が出ているが、どれもこれも機械をかじった程度の小生でも情報の伝達としてISOを知らない人しかいないのか、と感じている。
自転車屋さんでレーザー水準器を使っているところなんて見たこともない。
アルバイトの店員さんが、右から見、左から見、片目をつぶって左右の振り分けを確認しているのを見ると、こんなんでも通用する世界なの?と疑問を感じてしまう。
経験値やカンというものを否定する気はないが、消費者としてお金を出すには、もっと目に見えるもので訴えて欲しい。
自動車ディーラーは、車検前の整備作業の様子を写真付きのレポートとして出してくれる。
大工さんですら目を信じるより目盛りを信じる。
ロードバイクという高価な商品を扱う意識があるのか疑問に感じるのは小生だけだろうか。
エンゾ早川氏は、著書の中で鋼尺1本でハンドルセッティングをしているという。
一番難しいのは、ハンドルを真っ直ぐに組み付けることだと書いてもいた。
ワタシから見たら、吹き出すしかない記事だ。
何を基準に垂直水平を出しているのであろう。
人に売ったり教えられるほど、タイヤとの位置関係をどうやって出しているのか、一度聞いてみたいものだ。
さらに雑誌の写真からプロのロードバイクセッティングを解析するのだと言っている。 mm単位でセッティングを数値化しているが、馬鹿丸出しとはこの事。
(錯誤やウソ、間違いはこれだけでは済まないが)
写真が焦点からの距離が大きくなるに従い、距離関係がずれていくのは画像解析を少しでも知っている者ならご存知であろう。
こんなピンボケ記事を雑誌社は有料で売り、読者は喜んで有難がり、もちろん、お店の店員さんも読み、誰も非難しないのは疑問を感じる。ユーザーの生の声が聞ける貴サイトを有意義と思う。
旧態依然の業界が旧態そのものを有難がっているように思える。
自転車であるまえに工業製品であることを忘れているのではないか。
自転車がブームだという。小生もその流行に乗った一人だ。
レーザー水準器というものは、一般的に必要とされない工具であろう。無くても困らないのは、周りを見たら明白だ。
高額な商品の消費者としてもっと冷静に、お店なり製品なり出版物と向きあうべきではないかと思い、投稿した。
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