これは少しマニアックな名物かもしれない。
荒川右岸の最南端、清砂大橋から荒川サイクリングロードにアプローチして最初の緩やかな坂を上りきったところ(荒川ロックゲート)に、写真の風力発電装置のようなものがある。
というか、一年以上前まであった。
その後しばらく(一年以上?)なかった。
最近気づいたら、また存在していた。
確か、相当以前、もう半端じゃないくらいの暴風が吹き荒れていた日、この発電装置(なのか?)が狂ったようにガラガラガラガラ400rpmくらいの速度で回転していて、「こんなに風が強いとそのうち空の彼方に飛ばされちゃうんじゃないか? アハハハ」と知人と冗談を言っていたら、ある日なくなっていたため、「本当に風で飛ばされたんだろうか?」と思案に耽ったものだった。
どうということはないのだが、あると落ち着くものだ。
榎本牧場におけるピグ、朝霞水門におけるタヌキ、岩淵水門におけるラジコンおじさん同様、荒川ロックゲートにはこいつが似合う。下流のランドマーク。ストレンジャーとの待ち合わせにもオススメしたい(また消えてたりして)。
評 価→★★★★★