池田出版 ロードバイクメンテナンス&乗り方完全ガイド
購入価格 ¥1,260
amazonでどれにしようか迷い、比較的評価の高かった本書に決定。
「乗り方」と銘打っているだけあって、全143Pの60Pに渡り、初心者向けの説明が続きます。 服装や、ポジションの決め方、基本的な知識などから、乗り降りの仕方やペダリングのコツなど。 実際の走り方に関しては、さすがに写真つきで解説されても文字できちんと理解することは難しいかもしれませんが、こういうものなんだよ、というくらいの情報が書かれているだけでもよしとすべきでしょう。
惜しむらくは、交通マナーにかんする記載がほとんどないこと。 左側通行や夜間ライト点灯など、初心者だからこそ知っておかなければならないことについて触れて欲しかったです。
メンテナンス編については、非常にわかりやすいと感じました。 僕自身が初心者なので、実際この本を見ながらシフトケーブルの調整やフロント・リアディレイラの調整を行ってみましたが、説明文は違和感なく読むことができましたし、随所に写真が入っているのもグッジョブ!といったところ。 ちなみに95Pまではカラーでその後はモノクロ写真です。
それからコンポーネントごとの整備ですが、シマノとカンパニョーロについて各部の違いは書かれていますが、スラムについてはまったく扱っていません。
興味深かったのは、タイヤ交換とパンク修理の部分。 クリンチャータイヤについて詳しく説明されているのは当然として、かなり少数派と思われるチューブラータイヤの交換から、パンク修理の仕方(縫い針で縫うなんてこれではじめて知りましたw) さらにはチューブレスタイヤまで扱っているところはさすが2008年10月発行と最新の書籍だけのことはあります。
シフト・ブレーキケーブルの交換から、BB、リアスプロケ、クランクの交換方法、とおよそ個人で可能な範囲の整備方法まで載せられており、かなりの範囲を網羅しています。
まあ、それで調子に乗ってシフトワイヤーを交換するときに短く切りすぎ泣きながら自転車屋までシングルスピード化したバイクで走る羽目になったのは僕の腕が未熟だからで、本のせいではありません。
分からなくなったらプロに任せましょう。 下手に整備して事故起こすよりもいいですからね。
価格評価→★★★★★(←これは買ってよかった) 評 価→★★★★☆(←交通法規についても扱って欲しかった)
|