購入価格 ¥もらいもの
スペインのメーカーが作った8インチ小径車。
家族が¥20000程度で購入後、眠らせていたものを譲ってもらった。
8インチタイヤと独特な形状のアルミフレームは、一般的な自転車とは比べるべくもない小ささ。
成人男性が乗ると滑稽ですらある。
道行く子供にm9(^Д^)されることもしばしば。
だが、そんな見た目とは裏腹にそれなりに走ることが可能。
その秘密は二重になったチェーンにある。
二度減速することで6近い減速比を実現、ケイデンスあたりの走行距離は3.8mを越える。
そのおかげで、極小径車にありがちな『漕げども漕げども進まない』感は少ない。
ただし径が小さいためタイヤの慣性が少なく、足を止めて惰性で走るのは苦手。
フレームの各所を分割して折り畳む構造になっていることもあって剛性は著しく低い。
窮屈なポジションと相まってダンシングはほぼ不可能。
『車体を振る』とコケる。
クランク長が152mmと短いので、シッティングでもトルクがかけにくく、総じて坂道は厳しい。
坂道といえば、730mmという超ショートホイールベースとクイックなハンドリングの所為で下り坂が非常に怖い。
純正ブレーキはほとんど使い物にならないのが、さらに恐怖心を煽る。
ハンドル部はU字型のステム先端にハンドルバーが差し込まれる形状。
U字の部分にはペットボトルがジャストフィットして簡易ボトルケージにw
折り畳みの際にはボタンを押してロック解除することでハンドルバーがステムから抜ける。
脱着の構造上ガタつきが多く、剛性感の無さの一因になっている。
写真のグリップ(ergon GP1)は非純正。
純正はショボいスポンジ製だった。
折り畳むと約50x65cmになるので、持ち運びは割と楽。
専用輪行袋(銀色で微妙なデザインだが・・・)も付属する。
ただ、手順が煩雑なので素早く折り畳むのは難しい。
結論として、実用性はほとんど無いが弄って遊ぶにはなかなかの素材だと思う。
前述の『ゆるいハンドル』『短いクランク』『利かないブレーキ』あたりを何とかすると見違える。
数cmの段差でも前転するのは直らないけどorz
価格評価→★★★★★ もらいものだし。
評 価→★★☆☆☆ 素のままの評価。弄るなら★★★★☆
年 式→2004年
カタログ重量→7.9kg