購入価格 ¥1,780 (amazon)
[概要]
スマートな形状の泥除け。
取り付けに工夫が必要な場合があり。

[購入動機]
筆者が外出すると雨を呼び寄せる傾向があるようで、
300km以上走る際は、ほぼ確実に雨に降られており、
そのたびにお尻から背中にかけて、泥だらけにしていました。
身体やウェアが汚れるのは気になりませんが、
ジャージのポケットに入れた財布・携帯などにも泥がかかり、
取り出す際に何とも不愉快な気分になってしまいます。
雨男なのは対策のしようがないとして、
雨の中でも極力快適に過ごせるよう、リア用の泥除けの導入を検討しました。
検討にあたっての要件は二つ
・容易に取り外しが可能なもの
>1台でブルベからレースまで行うため、必要に応じて取り外れるものがよい。
また緊急で輪行する際でも、輪行袋の中に納まるものがよい。
・可能な限りタイヤ外周に沿ったもの
>サドルバックに干渉しない、かつ泥除け効果が高いよう、可能な限り低い位置につけられるものがよい。
以上の条件を満たしたものとして、今回の泥除けを購入しました。
[レビュー]
車体に固定する金具と泥除け本体の2つで構成されています。
泥除け本体の幅は狭く、ロードバイクに取り付けても雰囲気を損ないません。
金具はフレームとブレーキに共締めする形で固定します。
共締めした金具はブレーキアーチの下側を通して後方に向け、
そこに泥除け本体を差込み、本体側のロックで固定します。
ここまでがマニュアル通りの取り付け方法。
今回問題となったのはこの金具の取り付け。
ブレーキアーチの下を潜らせるのですが、ブレーキ本体と干渉し、タイヤとのクリアランスを確保できませんでした。
ブレーキの問題か、フレームの問題なのか。
(フレームはBOMAのVelno、ブレーキは5700系の105です)
値段も安いのでここであきらめてしまってもよかったのですが、
せっかくなので金具を加工して取り付けられるようにしました。
[取り付け加工]
加工方法は単純、
ペンチで無理やり変形させるだけ。
ブレーキアーチ上側を通して金具を取り付けた際に、泥除けがタイヤに沿うよう、角度を変えていきます。
調整含めて、ものの5分もあれば変形させられるでしょう。
あらためて取り付け。
角度、クリアランスともにギリギリですが、ばっちりです。



泥除けをはずすとこのように。
一度金具をつけてしまえば取り外し容易で、かつ目立ちません。
写真にはありませんが、金具が露出しないようなゴム製のカバーも付属しています。

期待していた泥除け効果ですが、
大きな水たまりの中に突っ込まない限り、上に向かって飛んでくる雨・泥・土をほぼ完全にシャットアウトしてくれます。
やはりタイヤ外周に沿っていることの効果は高いようです。
また金具を上部にすることによって、
25c以上のタイヤでも干渉することなく使用することができるのもメリットです。
[まとめ]
少しの加工で車種を選ばず使用できるスマートな泥除けです。
泥除けは野暮ったいからと敬遠している方、是非試してみてください。
[おまけ]
本来は前輪用、後輪用、泥除けと金具のセットで販売されていますが、
前輪側には取り付ける予定はないため、
同様に金具を変形させて、2台目のバイクに取り付けました。
これで一つの泥除けを2台のバイクで使いまわせるようになりました。
価格評価→★★★★★(気軽に試せる値段)
評 価→★★★★★(性能、外観、文句なし)