昨年9月上旬、栃木県宇都宮市の郊外を走ったときに見つけた、小さなサイクリングロードです。全長は何と4kmほどしかありません。
http://route.alpslab.jp/watch.rb?id=0ca0726a2bc7ecf82b2e78f36c74adc8路面にちゃんとサイクリングロードと描かれていましたが、ご近所の散歩の方も多く、のどかな生活道路です。こんな狭い道路で速度を上げるなどという、気の利かないことができるはずも無く、散歩の人がいたならば、もちろん最徐行。
沿道に中学校があり、すれ違った部活帰りの生徒が皆、私に挨拶してくれました。どうやらこの辺りの習慣として、挨拶が定着しているようです。最徐行ですれ違ったおばあさんに挨拶したら、メットをかぶって変な自転車に乗っている怪しい私に、笑顔でおじぎしてくれました。コスモスが咲いていましたが、これは生徒たちが面倒を見ているようです。
この辺りは宇都宮市ですが、平成の大合併以前は、上河内町という名の町だったようで、おそらく、宇都宮とは異なる独自の文化圏なのでしょう。合併特例債に踊らされた合併狂想曲が鳴り響きましたが、小泉某や竹中某の仕掛けた思考停止事業としての「改革」、利権の付け替え「郵政民営化」、そして、格差が先鋭化し、医療や教育などの最低限度さえ危機にさらされるような状況に至り、地方はさらに疲弊し、独自の文化を喪失していくのでしょうか。(また脱線)
評 価→★★★★☆