購入価格 ¥あなたの税が生きている
グレーチング周りの事故で、市が損害賠償する事件がありましたね。
【東金市が138万円賠償 高級素材の自転車損傷 市道の溝で事故】
http://www.chibanippo.co.jp/c/news/local/122374裁判外の和解で解決したようです。
道路管理者である市の保険会社が「損害額265万円」と査定したそうで、
モノコックのカーボンフレームをベースとしたカスタムメイドのリカンベントだったとか。
そりゃ高くつく訳で…。
過失割合と減価償却により138万円の賠償となりました。
賠償額が(自転車事故にしては)高額なのでネット上でも話題になりました。
ごね得だという意見も一部にあるようですが、自転車乗りとしては「怪我がなくて良かったね」といいたいところです。
転倒して自動車に巻き込まれたら、百万単位じゃすみませんよね。
自転車に乗っていた男性にも4割の過失があったと判断された訳ですが、
何をもって4割としたのか気になるところです。
想像できるところとしては、
・グレーチング脇の溝にタイヤが挟まることまで予測できなかったとしても、
グレーチング上が滑りやすいことは想定して運転されるべきであり、
一定程度の減速がなされるべきなのに自転車の運転者は減速していなかった。
なお減速していれば全損は免れたと予想される。
・通常の注意をしていれば気づく程度の溝にも関わらず、それを怠ったために事故が発生した。
(リカで路面は見えませんが、「路面に物が落ちてたら気づく程度の装備くらいしろ」くらい主張すると思うのです)
・当該道路で想定される速度を大きく超過していたために、損害が大きくなった。
あたりでしょうか。
道路管理者としては、リカンベントなんて普及率の低い車両まで想定できねーよ!といいたいところでしょうが、
運転者の過失割合が4割に止まっていることから、「これ、リカじゃなくても事故起こるよね?」な状態だったと思われます。
リンク先に事故のあった溝の写真がありますが、周囲の状況までは分かりません。
よく見て運転するのは当たり前のことですが、(死にたくないし)
明らかに防げる事故は防いで欲しいと思うところです。
費用面もあって、道路管理者は頭を抱えているのでしょうが。
価格評価→★★★★★(高いですよね)
評 価→★★★☆☆(市にも同情します)