購入価格 ¥5,000(税込)
昨年12月中旬の状況。
要するに身体各部の寸法を測って、独自の係数をそこに突っ込み、推奨サイズを算出するもの。算出はオランダの会社へ測定数値を送信し行っている。
http://www.ysroad.net/support/bio/index.htmlベーシック、スタンダード、プレミアムの3コース。スタンダード以上は要予約。全店で実施可能とのことだが、実際には担当者不在とか器材故障とか、各店いろいろな事情で赤坂店を紹介されることが多いようだ。予約時に希望日時の他、現在乗っている車種、購入予定の車種などを聞かれ、自転車の使用目的により7種類あるポジションのプランからひとつを選ぶ。
所要時間は測定に10分、オランダとの通信とか結果待ちで30分、試乗用フレームに跨がった上で他説明などに10分。前後の着替えを入れて計1時間程度見ておけばいいだろう。
レーパンとシューズをお持ちの方は持参推奨。ウェア売り場の試着室で持参のレーパンを履いて受けることになる。持ってない場合でも受けられるが当然パッドの厚み分ポジションが変わる。何しろあの厚みだから結果に与える影響は小さくない。
測定結果を送信し、推奨値が送られてくると試乗用フレーム上に再現、これに跨がって感触を確かめる。クランクを回してみるとチェーンが伸び切ってガラガラ異音を立てて、クランクもぎくしゃくしているからペダリングの感触は全く参考にならない。サドル高はまあいいとして、ハンドルまでの距離がやたらと遠く感じるのは仕様のようだ。大柄なヨーロッパの人が乗った場合の推奨値だということ、ロードバイクは前後方向の寸法があまり小さくできない構造であることを考えると、提示される推奨値では小柄な人にはハンドルが遠くなるのはある程度致し方ない。数値を鵜呑みにせず、提示される推奨サイズより2cmくらい小さいフレームを選び、とりあえずサドル高は推奨値で様子見。ステムは短めにして、ハンドルは高めに。後日ステムを長いものに取り替えハンドルを下げるようにした方が吉だろう。
一発でポジションばっちりなんて、そんな甘い話はそうそう転がってませんって。
結局、購入を前提にタダでやってもらうフィッティングとどこが違うかといえば、身体各部の測定寸法と推奨サイズがプリントアウトされ、それを持ち帰り、店員の誘い文句のないところでじっくり検証して、他の自転車店に注文をする際にも使えるということに尽きる。
価格評価→★★★☆☆(身長175cm以下の人に合ったポジションは出ていない気がする)
評 価→★★★☆☆(実質赤坂店以外常時利用可能ではない-1、その赤坂店の器材がかなりお疲れ-1)