購入価格 ¥798(1ペア、2014/11、もう1ペアの価格は失念)
シマノの一世代前のスタンダードブレーキシュー。
前後に入れてますが、片側は2009年に付けたものを
パーツを引っ越し続けて3台続けて8年使い続けています。
それでもうそろ寿命が近いかなといった感じ。
新しい方はフロントに入れて15000↑km
古い方はリヤに入れて25000↑kmだと思います。
このへんの減り具合は乗り方と雨天の峠の下りの走行があったかで
大きく変わるようですね。
効き自体は、「良い」としかいえません。
R55C2比でウェット210%、ドライ120%←これはたぶん、ウェット+110と、ドライ+20%の意かと
今のR55C4は本品に対し"Wet時に特化させなんと約20%も制動力を上げれた"、だそうです。
R55C2との比較だとC3とC4は誤差レベルという事で、
C4に関してはウェットを向上させた為、ドライが少し落ちるのかもしれません。
(C2→C3が飛躍的で、これ以上の向上が頭打ちとなり、不評だったウェットをやや上げるに留まったという推測)
自転車業界で違いの分かる男の比喩表現として、
"R55C3とC4の違いが分かるぐらい違いの分かる男"
これほどハマるものはないかもしれませんw
たぶん私はそっち側の人間じゃないと思いますが、機会があれば試してみたいです。
C2→C3の+110%は、シュー単体の摩擦係数とか何らかの測定値とかそんなイメージで、
ブレーキシステム全体で制動力が倍以上になるということを示しているものではないとは思います。
制動力と制動距離も違いますしね。
本当は、何km/hからの制動距離値とかで統一して欲しいですが。
ブレーキ関係のレビューもそうすると信頼度も上がるんですが、とにかく面倒ですよね。
シマノのシュー特性表見ると、C3もC4もウェットは普通より効かない(5段階評価で2)よって事になってるので、過度の期待は禁物かと思います。
そりゃ、もっと効くものもあると思いますが耐久性・コスパとトレードオフになるかと思うとなかなか試せないですね。
レビューを見て、良さそうなのがあれば試してみたいです。
パーツの組み合わせによる評価は、
①SPECIALIZED完成車についているTectro Axis Caliper 1.0(TKB96)、これのブレーキシュー比では
効きは良くなりました、が、それでも納得行かず68アルテのキャリパーにしてしまったので、
シュー単体だと+30%ぐらいの性能差に留まるかもしれません。
68アルテキャリパー+R5C4では、+100%(2倍)ぐらい違うと思います。
ステンリムのママチャリの純正ブレーキ→MTBの不明純正Vブレーキ このぐらい変わります。
105のデュアルコントロールレバーがブレーキレバーとして良くないという点も補足しておきます。
②Tectro R200Aドロップハンドル用ブレーキレバー+ティアグラBR-4500+R55C3
十分な効きです。
"お前 アホか 本気でこのフレームにティアグラ付ける気か"
とか言われてもハイそうです、としか言いようがありませんw
Tectro R200Aがブレーキレバーとして優秀な為、ティアグラで十分という事かもしれません。
ティアグラはカートリッジブレーキシューではない為、船はTectro RX40完成車仕様のものを使用しています。
(ポリッシュカラーでトーインが付けられる船は意外と入手性が悪くなっていますね。)
その前はBL-1055(105ブレーキレバー)+RX40+R55C2で、効かなくて換えたという事でした。
リヤは長いこと使ってるのですが、リヤについてはアルミ片なんかもほとんど刺さっていませんでした。
パーツ引っ越しの際にはアルミ片があったら取り除いてるはずですが、あまり取り除いた記憶が無いです・
シューの面研に関しては直近までした事がなかったです。
リムのクリーニングは数年に一度はしています。
フロントはやはりいくつかアルミ片が刺さってますが、これはリムの硬度、リムのブレーキ面スリットの有無や荒れ状態、運に依るんでしょうか。
オンロード車の割には不整地は多く走ってる方で砂噛みながらブレーキしてると思うのですが。
やはり水が絡まないとシューのところまでは砂が上がってこず挟むことも無いのでしょうか。
C3とC4の比較で価格面では、
今はシューのみ2ペアセットが販売されてグッとお安くなったのですが、
Amazon価格でR55C3は673円、R55C4は1000円と、結構な価格差がありますので、
雨天走行しない人はC3で良いでしょうね。
雨に出くわしても、シュー特性を頭に入れ、気をつけまくって走れば良いだけのことです。
なぜ雨天走行が減ったかというと、雨雲レーダーの普及にあると思います。
これにより、かなり雨天走行を避けることが出来ていますし、
通り雨だと分かればやりすごすことも増えました。
私は基本的に雨天走行がむちゃくちゃ少なく、乗り方についてもかなり「穏やか」「ここ数年はシマノハブダイナモDH-T670を入れてペダリングをやめると減速が早め」
なので、
他の人よりブレーキシューの減りはかなり少ない方だと思います。
で、
ブレーキシューって、どこまでが摩耗限度なの?と思って調べてみたのですが、
・・・意外と、見つかりませんね?
調べると、真ん中の溝がなくなる1mm手前で交換とか安全に安全を見すぎた表記を
しているプロショップなんかもあったりします。
今時の車のエンジンオイルをマニュアルの15000kmまたは1年 でなく、マジで3000kmで換えさせる気か、正気かよ・・・そんな感じです。
(ちなみに私は車の油脂類はスポーツ走行などなければきっちりマニュアルを守るタイプです)
ブレーキゴム自体の耐候劣化による寿命ですが、15年ぐらいは持つと思ってますので、
それぐらい経ってるとさすがに残量気にせず捨ててしまいます。
タイヤも同じぐらいの判断です、室内保管だともっといけると思いますが。
8年モノのほうの本品も、船に挿してある後ろから見ると角にちょっとヒビ割れが見えていますが、
そのぐらいだと大丈夫かと思います。
・・・で、シマノの悪いところだと思うのですが、
最近のマニュアル関係には全て、
>ブレーキシューの溝が無くなるまで摩耗した時には、シューを交換して
ください。
これしか記載が見当たりません。
いやいやいや、それじゃわからんだろ。
で、更に色々調べた結果、R55C2、のブレーキシューのパッケージの裏の台紙の左下に記載があることを発見。
(つまり2世代前まではちゃんと表記されていた、という事ですね)
シマノのpdfが見つからず、こんな小さな画像しか・・・><
ただこれ、イラストおかしいです。摩耗限界ラインと溝の下面はC2C3C4で変わってなく、
摩耗限界ライン=(側面から見える)溝の下面 だと思うのですが、ズレて描かれています。
現実はこれ。
溝は上下の端まで、摩耗限界ラインの船に当たる1mm手前まで切ってある、
中央部は溝が低いが、そこの溝は無くなっても関係なく
(???ここは私は、減ってもまだ使いたいなら溝を掘り直せ、新品でここまで溝を掘り下げると
性能に影響するから彫ってないだけ、という解釈としましたw)
無くなって船に当たったらダメ(当たり前)だ、
一応目安として摩耗限界ラインまで減ったら交換推奨、という事ですね。
摩耗限界ラインについては、この系統のシューにしか無いのかもしれません。
そりゃそうだ、そんなの見りゃ分かりますからねw
だから、他社なら船に当たる1mm手前まで減ったら交換、という事ですかね。
何にせよ説明書に従う感じですね、最初の2mm減るまでしか本来のパフォーマンスが出ないシューとか、
減りが凄まじいのとか、色々あるでしょうし。
意外と、この正しい情報を記載しているのはとある女子のブログだけしか見つけられなかったのが何か笑えますw
で、交換時期の表記を消してしまい溝がなくなったらというあやふやな表現のみにする、
という情報統制を敷いた結果、だいぶ寿命手前で交換する人が激増し、
ブレーキシューの売上数が伸び、2ペアパックも出せたので販売価格がお安くなりました^p^
・・・と、言うことも、考えられなくはないでしょうか?w
・・・
現状の磨耗状況は、シューを外して、ノギスを短手方向に当てて測定して、
シュー厚さ(前~後) / シュー摩耗面最小厚さ(0mmで船にヒット)mm
フロントL 6.9~7.2 / 2.6
フロントR 7.5~8.0 / 2.8
リヤL 7.1~7.7 / 2.8
リヤR 7.8~6.9 / 2.1
このようになりました。
バラバラです・・・えぇ、普通なら交換です。。。溝も真ん中は消失しています。
※Tacxのブレーキシューチューナーは、使ったりトーインの時後ろにずらしたり、使わなかったりと色々です。
リヤが変ですね、後ろから見てキャリパーが左曲がりで付いてるような減り方です。
フレームの精度の問題か、半分はテクトロAxis1.0ブレーキですが半分は45ティアグラ、テクトロのRX40フロントも少し使っていたかもので、
そこで何かあった可能性が高いです。
あと、天地方向の測定差は上には書いてませんが、私の17mmリムでは地側のほうが減っていました。
(ただ、17mmリム(内幅)とは言えリムの厚さ(外幅)は結構ばらついてるものですので、この場合外径を明示したほうが良いかとも思いましたが、
ホイール4本の履歴があるので書いても意味ありませんね)
ですので、上から見てまだ大丈夫だと思ったら、実は下から見たら摩耗限度越えていた、という事もありえますので注意したいところです。
フロントは、右がやや強めに当たっていたようです。
方効きになっていないかというのはよく注意してみて調整していますが、
握り込んだ時にリムが左右どちらにも動かない状態で、目視で均一に当たってるように見えても、
実際左右均等の力で押されているかなんて確認する術は無いです。
20%左右差があっても、体感の効きは違ってきて、このキャリパーは悪いだのシューが悪いだのという判断に至ってしまったりするのではないでしょうか、
案外この辺が出来ている人が、一般的には効かないと言われているブレーキを
問題ないよ?と使ってる方々なのかもしれません。
シューの減りも長い目で見ると片側3.0mm減ったなら20%弱い方は2.3mm減って
0.7mmも差が出るといった結果になるかもしれません。
ブレーキテンションメーターみたいのがあると流行るかもしれません。
20%の左右差を目視で見極められるのかと言われると、私には自信がないので。
一応、テーパーゲージを使えば左右のクリアランスは0.1mm単位で測定できますので、
取り付け精度は向上できると思います。
ただ、テーパーゲージ等を使ってシュークリアランスの左右差を0.1mm単位に追い込んでるプロショップはあるのか?
目視でやってるとこがほとんじゃないか?とは思います。
↑もうね、気になりだすと止まらないんですよね
シュークリアランスが左右均等だとしても、キャリパーの設計や出来栄え、
キャリパーのバランス調整ネジで、実際に左右均等に押されているかどうかなんて分かりません。
シマノのグレード名付きのキャリパーはpdfで左右バランスの調整ネジのデフォルト位置を明示してるので
左右差が出にくいですが、他社だと元々の位置がわからないものが多いので私のような素人には適当に調整されがちだと思います。
リムに当たった時は同時に当たるのですが、当たる前のクリアランスの左右差があって、
ブレーキレバーを引くとリムに当たるまでの速度差があり同時にリムに着弾、
こんな調整だと実質的には左右差が出ている状態になっていますが、
私もセッティングが出なくてそんな状態になっていた時期もあったように思いますので、
そのあたりが左右のシューの減りの差として出ているのかもしれません。
減ったシューの寸法測定値を、プロが整備したバイクで数値を取って公表されてしまうと、
色々と問題がありそうですねw
数値だけでは、一概に言えません、パーツ自体の出来の良し悪しもあるでしょうし。
また、新品のシューの厚さは分かりませんが10mmっぽいです。
で、シマノのカートリッジシューは前後で厚さが違うらしく(新品持ってないので実際は分からない)、その意図は分かりません。
テクトロのシュー(銘柄不明)は厚さは均一で10mmっぽいです。
で、ここまで減ったのに、当たり面をある程度ヤスリがけして
なくなった溝を彫り直して ←おい何をサラッと言っているんだw
また元に戻しました。。。どうしても、このまま使い続けなければならない理由があったので。
雨天の下りで一発で寿命を迎える可能性があると思うとヒヤヒヤ物ですが、
よく注意して運用したいと思います。
測定したので寸法面で削り調整をし、若干有利な方向に減るような調整でセットしたりもできますしね。
価格評価→★★★★☆ 今は安い
評 価→★★★★★ 盛大に脱線した