購入価格 ¥4980(家電量販店では、恐らくどこでもこの価格)
1Wの2連装では夜のサイクリングロードでは役不足に感じ、どうせなら自転車用でない物を搭載してしまおう、という事で本製品を購入しました。正直、なんでこれをもっと早く買わなかったんだろう、という気分です。
長所
・LEDとしてはクソ明るい部類に入る。消費電力最大4.77W。φ5mmのLED比、約80倍の明るさ。大出力LEDの一つであるLuxeon K2を搭載し、160ルーメンもの光をコリメータを介して吐き出します。スポット部の明るさはHL-EL520(以下「樽」)は有っても無くても関係ない程。
・質感は高い。樽など「おもちゃ」と言い放つ事さえできる。
・大出力のライトとしては燃費は悪くない。スペック上では100%モードで15時間持つらしい。
・見た目のインパクト。
・最大到達距離。満月光を基準として、140m先まで到達する。
・25%モードでも樽並の明るさ。しかも樽並に電源が持つ。いや、樽が暗いd(ry
・上手く取り付けられたなら、これ以上頼もしいライトは無いかも知れない。
・いざとなれば警棒として使用可能。ベルトに通すタイプの専用ポーチが付属し、外出時は常時携帯できます。
短所
・クソ重いよ。何しろエボルタを放り込んだら400g丁度。単3エネループなら100g程軽くなるが・・・。
・単2を3本食べる。そうなるとこのランタイムは短く感じてしまう。
・長所で挙げた事の表裏だが、デカイ。樽の倍の長さ。
・配光はかなりスポット。樽の中心光よりはまだマシですが、周辺光は「無い」。私はMUJI/Creeをサブとして導入、灯火にMUJI/Cree、ハンドルに503Xをセットしています。灯火に樽でも可能です。
・取り付けですが、バイクライトホルダ1個では無理です。少なくとも、2個縦に並べて使うか、「平和技研 ミニクラ」でないと使用不可。いや、ミニクラでも1個じゃヤバいかな。うまくやらないと、路面のつぶつぶで超プルプルします。そして、ちょっとした段差で光軸がズレる。
・電池と本体の隙間が結構あり、走行中賑やかになる。元々自転車用に転用する事自体想定されていないので、仕方ないと言えば仕方ないですが、それでも喧しい。エボルタはテープで3本で1組にしてしまいました。まるでエントリープラグ。エネループ+単2スペーサーの場合は静か。軽いから?
・単2を3本食べるライト全般に言える事ですが、単3をスペーサーに入れて使う場合はバネ切らないと電池がヘコむかも。私はエネループ3本全てのケツにクレーターが出来ました。
・稀に外れがある。で、今使っているのは2本目(写真は1本目がまだ生きていた頃)。私の樽にはその不良品のコリメータが入ってます。何故か長さもぴったり。
・よって、私はSF-503Xの筐体を2つ持っている。テールキャップはノーマルスプリングの乾電池用と、ショートスプリングのニッケル・水素蓄電池用とで使い分けています。
総評
長所・短所共に多いですが、短所に挙げた問題が解決できるのならば、このブツはお勧めできます。
バイクライトホルダ2個+縦に並べる為のアイテム(箕浦、トピーク等)も購入しなければならず、ブラケット代も結構キます。幸い私の場合は1500円程度で済みました。取り付け位置は写真の通り。かなり重心位置とハンドル軸がズレていますが、この状態ではライトを持って自転車を持ち上げられる程しっかり付いていますので、あまり関係ありません。
そして何より、100m先まで見えるのは魅力。
このライトをメインにしたのは大正解でした。
価格評価→★★★★★(ムーンシャインいらねえ)
評 価→★★★★★(上記の問題をクリアできれば)
年 式→?
重量→ 400g(エボルタ時)