購入価格 ¥3480(ウエムラパーツで直に)
2007年夏に限定販売されたセンチュリーライド向けを謳ったタイヤ。
ブルベ用に組み上げたMAVICのOpenPro36Hに履かせるために購入。
それまでは古いシングルリムのホイールにRIBMO25Cを履いていたが、330gは重く、またRIBMOはゴツ過ぎてOpenProに入る気がしなかったので、これを選択。
軽くてパンクしないことが目的だったので、RIBMO以外にProtexが発表されていなかった当時、他に選択肢が無かった。
エクストリームEVO3やその系統のシリーズと同じく、トレッドが尖った形状。
直進では至極軽い。
2000kmも走ると後輪は台形になるが、前輪は4000kmの今でもまだ楔型が確認できる。
1500kmほどでトレッド表面に細かな皺のようなひびが見られるが、これは表面だけ。
内部には影響ない。
また1000kmも走るとビードに沿って全周に割れ目が走るが、そこからバーストすることは無い。
パナレーサーはこんなものだと達観してきた。
乗った感触はしなやか。
衝撃は感じるものの、大きく跳ねない。路面から離れない。
一方でやはり衝撃はある。
ただしこれはRIBMO25Cとの違いなので、他の高性能タイヤと比べると判らないが、センチュリーファンは細かな衝撃はあるが大きく跳ねることは無く、RIBMO25Cは細かな衝撃は感じないが大きく跳ねる感じ。
単に空気ボリュームの差が出ただけかもしれないが。
肝心の耐パンク性能だが、3500kmで後輪にガラスが刺さってパンク。
だがその他にもガラスや小石、或いは大きな切り裂きが多数。前輪も合わせると両手両足の指でも足りない。
通勤路が常に車やガラス瓶の破片が散乱する悪路で、幹線道路のため歩道に避難することも度々。またいつもどこかで道路工事があり、剥き出しの路面を日に二回は走っている。路面状況は最悪に近い。
その中で、ここまで良くぞ持ち堪えたと感心すらする。
換えの後輪は買ったものの、結局まだ換えていない。あと1000kmはもちそうだ。
さほど変わらぬ値段でDURO-Protexが出た現在、データ上はあちらの方が耐パンク性能が上のようだが、これまで通勤とロングライドを支えてくれた信頼感には換えがたい。
2007年の限定生産品故もう店頭の在庫限りだが、在庫がある限りはこれを選択するだろう。
価格評価→★★★★★(←ウエパーなら。通勤路にあるのがありがたい)
評 価→★★★★★(←パンクしないのは正義だ。軽ければもっと正義だ)
年 式→2007年限定生産
カタログ重量→240g