購入価格 ¥100,000くらい
スペシャライズトSWORKSM5
やっぱマウンテンバイクは「赤」がかっこいい。そう思わせてくれるフレーム。
記憶が定かではないけどダイワ精工がスペシャの輸入を始めたのが1990年頃、
ネッドがチャンピオンになった記念のシグネチュアモデルのM2が店頭に並んだ
のが私がスペシャを知った最初でした。毎年すこしづつ仕様や赤の色味、ロゴの
案配をかえてリリースされるのだけど、きがつけば20年弱。素材もM5に代わり
噂では製造は台湾とのこと。でもしっかり当時のテーストは残っていていいフレ
ームだと思いました。
昔から変わってないのが溶接ビードがモリモリのところ、派手なロゴをドバンと
つければ細かな仕上がりどうでもいいと言えばいいすぎでしょうが、アメリカン
なテーストはM5でも変わってない。M2の頃は丸パイプにガセットで補強された
コンストラクションが印象的だったけど。時代の進歩も相まってか、パイプ内に
油圧をかけて外型に嵌めて加工をするフォーミングという技術でパイプの接合部
の断面形がとても複雑に成形されているのが印象的です。むやみに切削のピース
を使わないのもスペシャらしいところで、ディスク側のエンドには丸パイプを
曲げたのを沿わせて溶接していて即物的なディティールを好むメーカーだと思い
ます。まあ、昨今のアルミバイクの定番の様な製法ですが、売価は10万円程、
アルミじゃもう高額な商品は売れないのかもしれませんが、トムソンのシートポ
ストまでついてこの値段。しかも重くはなく、1500g程度。頑丈で長持ちする
軽量フレームが欲しい人には良い選択肢だと思います。はっきりいってバーゲン
プライスだと思われます。
我が家は細君のバイクとして、ボントラガーのカーボンフォークと、マヴィック
の安い完組と組あわせています。コンポはクランク(XT)以外はLX、ディスクも
Avidの安い奴。サドルはAvocet O2(女性には良いと思います)。これで重量
10.5キロ。定価で積み上げると30万くらいの仕様な訳で決して安価ではないの
ですが、絶句しました。軽いです。フレームは大竹さんのショップのセールで
購入した13.5インチ(レアです)、2006年頃のモデルですが、この間、ショップ
にいったら08モデルはモノステイになってました。スペシャ恐るべし、、、まだ
まだ本気でアルミバイクを販売する様です。
スタンプジャンパーでももちろん良いのでしょうが、やっぱこの赤がいい。
林道なんかでスペシャに合うとうれしくなります。町乗りでももちろんファッショ
ナブルなんだけど、やっぱ泥が似合うというか、そんなフレームだと思います。
価格評価→★★★★☆(作りを考えると安価。なかなか少ない「定番」だと思います)
評 価→★★★★☆(可もなく不可もない堅実な作り(★三つ)だけど赤いので一つオマケ
)
年 式→2006
カタログ重量→1500g位(未計測)