購入価格 ¥ナイショ
FPXではなくFP。
いわずとしれたマグネシウム、カーボンのハイブリッド。
コンポは邪道と言われそうだがシマノ。
MostBBにはアダプターを取り付けノーマルのBBが使えるようにしてある。
事故でクラック&破損したARGON18 Heliumに変わって購入。
店の店長の好意もあり国内の在庫をなんとか抑えてもらった。
フレーム到着から組み付けまで治療、リハビリ期間中だったが組み付けはBB意外は自分で行った。
まずヘッドの精度が非常に高い。
むしろなかなか入らない。
ピナレロはヘッドが浸水しやすい、ということだったが雨天走行を何回かしてるが今のところ浸水はなし。
先日ばらしてみたらフォークコラムにカーボンのゴミがしこたま詰まってた。
シートピラーは二本締めだが今まで使ってたレコードのピラーが良すぎてちょっと面倒に感じた。
持った感じは今時のカーボンフレーム、アルミフレームよりも重い。
走りは軽い。
走りだして感じるのはまず衝撃が身体にこない。
伝えない、という意味ではなく、伝えてくるがダメージとしてではない、という意味。
フルカーボンでいうとRFX8のような柔らかいカーボンフレーム、下手するとフルサスのMTBが近いのかもしれない。
それでいて剛性が非常に高く、トルクをかけてもたわむ気配すらない。
フレームサイズのわりにホイールベースが長いので走り始めはコーナーで少し膨らむ感じがした。
某サイスポのインプレのように「パワーを溜めて一気に加速」の感覚はわからない。
漕ぎ出しは若干重いが踏み込んでいけば踏んだだけ、回したら回しただけ、それ以上に進む。
本当に進むフレーム。
スプリントしてみよう、そう思わせるナニかがある。
だが気がつけばどんどん踏んでしまうので急に疲れが襲ってくる。
このじゃじゃ馬を手なずけるには相当かかりそう。
走行距離が1000kmを越えたあたりでBBの緩みが発生。
イタリアンなので緩みやすいよう。
正直フルカーボンのフレームに魅力を感じなくなってしまった。
ドグマに乗ってしまったら。
この乗り味を知ってしまったら。
ある意味悪い女?と同じで他のものがどうでも良くなってしまう気がする。
ドグマは硬い、そんなインプレがあるけれど、とてもラグジュアリーな乗り心地は一度味わうとクセになってしまうだろう。
価格評価→★★★★★これ以上ない
評 価→★★★★★文句なぞない。が、出会ってしまったことには恨むかもしれない。
<オプション>
年 式→2006。