購入価格 ¥8,000
LOOKペダルの定番・ケオ2マックスを愛用しているのですが、
それの1つ下のグレード、ケオ スプリントが2017年の秋にモデルチェンジしました。
旧スプリントは、僕の好みのペダルではなかったので 手を出しづらかったのですが、
これは マイナーチェンジとは言えないくらい変わっていたので 普段使い用に買ってみました。
2セット持っていたケオ2マックスのうち片側が 経年使用でボロボロになっていたので、ちょうど良いです。
まず目を惹くのは、クリートとの接触面に埋め込まれたステンレスプレートです。
旧スプリントは ここがカーボンかコンポジット系素材で出来ていたので、
軽い反面 耐久性的にはいまひとつだったのです。
例えば ペダルとクリートの間に砂やホコリを挟んだ状態でペダリングすると、
フルカーボン製ペダルなら ゴリゴリ擦り減ってしまう恐れがあります。
もちろん ステンレスでも起こらない訳ではないでしょうが 先にペダルの他の部分が寿命を迎えるでしょうから問題ありません。
何が言いたいのかいうと、上位グレードのケオ2マックスはステンレスプレートが付いているのに
下位グレードのスプリントには 今までそれが無かったので、
毎日乗るようなバイクに付けていると ケオ2マックスよりも消耗スピードが速くなってしまい
安いペダルなのに 却ってランニングコストが高い、という逆転現象が起こると思っていたので
ロングライド用のロードと 毎日使う町乗り用ロードの両方にケオ2マックスを付けていたのです。
昔使っていたTIMEのiClic Racerは クリートとの接触面が樹脂製だったのですが、
使用開始から1年ほどで表面がパキッと割れてしまい、
それ以降 ステンレスプレートが貼り付けられていないペダルを あまり信用できなくなってしまったのです。
クリートを捕まえる爪の後ろに 昔のLOOKのロゴがあしらわれています。
カッコイイ。
使用感については 色々と思うところがあり、
まず クリートキャッチが少々やりづらい印象があります。
これについては当初「クリートの初期位置が斜め下を向いているからだ」と思っていたのですが、
ケオ2マックスと比較しても 静止した時の角度には大差ありません。
これの原因の1つは、たぶん爪の形状です。
上の画像、テンション調整ボルトの周りだけ1段盛り上がった格好になっているのが分かると思いますが、
ケオ2マックス以上のペダルでは こうはなっていないのです。
ステップインの時、クリートの後部が ここに引っかかってしまうのかもしれません。
あと、スプリントをしばらく使った後にケオ2マックスに変えると顕著なのですが
ケオ2マックスの方がシューズの安定感が高く、膝が左右にブレにくくなります。
これの原因は明白ですね。ステンレスプレートの面積差です。
冒頭の画像をアップにすると分かりますが、スプリントのプレートは210平方mmしかありません。
対するケオ2マックスは 360平方mmあり、クリートとペダルの接している面積が全然違います。
逆に、ケオ2マックス使用時には分からなかった膝の乱れが スプリントでははっきり見えるので、
「今めっちゃ綺麗にペダリングできてるぞ!」
↓
「ええ~ほんとにござるかぁ?」
といった風に「ペダリング矯正器」として良い仕事をしてくれます。
ステップイン時は、LOOK KeOにしては大きめの 乾いた音が鳴ります。
○まとめ
上位グレードからの買い足しだと 使用感の違いに少し戸惑うかもしれませんが、
ペダリング時の膝に優しい感触は 上位グレードにも劣らないと思います。
スタックハイトも ケオ2マックスとほぼ同じなので、練習用ペダルとして重宝しています。
価格評価→★★★★★
評 価→★★★★☆
年式→2018
そういえば、1ヶ月ほど前までWiggleでは売価11,000円くらいでこのペダルが売られていて、
国内価格からするとボッタクリ以外の何ものでもなかったのですが
先日確認したところ 取り扱い終了になっていました。なぜだろう(棒読み)