購入価格 ¥18000くらいだったと思います。
いわゆるMTB用のドライブトレインで最初のコンパクトドライブ。
今の規格とは多少違っていて、アウターとセンターのPCDは94mmですが、
インナーのみ現行より一回り小さなPCDです。このため、インナーには
20Tが装着可能で、42-32-20というワイドレシオを得ることができます。
MTBが9Sになってからは、スプロケのロー側が34Tになり、こういうスーパー
ローギアードな構成をクランク側で行う必要はなくなってしまいましたが、
8速時代は、11-30のXTのスプロケにクランクのみサンツアーという構成のおかげ
で激坂を登っては下り出来大変重宝していました。一番忘れられないのは、
札幌オリンピックのクロスカントリーコースを使った雨のレースの時です、
ちょうどキャメルトップの様に、激坂を登ってまた下るという繰り返しの一週
5km程度のコースを5週くらい走ったのですが、アウターには44T-32T-20T
という変則的な構成はとても良かったです。
とても好きなパーツなので、アクションテックのチタンBBシャフトを組み合わせ
今でも旧車にとりつけて愛用しています。Fメカは970系のXTR(コンパクト
対応になり変速性にも問題ありません)。センターのみ変速性を考慮してXT。
クランクそのものも薄くてカッコイイのですが、チェーンリングもしっかりし
ています(同社のグリスガードのBBも良かったです)。同社が解散してしまっ
たとき、とても残念に思いました。
価格評価→★★★★★(個人的にはプライスレス)
評 価→★★★★★☆(創意工夫が素晴らしいと思ってます)
年 式→1991
カタログ重量→実測重量620g(5ピンをアルミに変えています)