Miche X-Carbonクランプ Φ31.8 / Φ34.8mm
購入価格 \1,800
カンパのクランプ買いに行ったら売り切れで、代わりに買ったものです。アルミ製で斜めに割が入っている上、中にシムをかませてあります。かなり念入りな応力集中回避が講じられています。斜め割のクランプは他にも数種出ていますが、わざわざ中にシムまでかませているのはこれだけでしょう。
機能性は上々。見た目が結構厳ついのと、クランプにしては重めの重量(それぞれ実測25g・28g)ではありますが、使い方を間違えなければカーボンフレーム/シートポストに安心して使えます。シムの割位置とクランプの割位置を合わせると金属フレーム・ピラー向きのハイトルクが、ずらせば割部分への応力集中が緩和されると同時にカ円周でより均一に近い締付が得られます。トルクレンチとの併用推奨。締付トルクは10Nmと書いてありますが、フル装備時体重51kgの私とカーボンフレーム、ITMミレニアムカーボンピラーでは5Nmで充分でした。いきなりMaxトルクでバカ締めせず、とりあえず4Nm辺りで試して徐々に上げつつ適正値を見つけるのがいいかと。クランプ本体はアルミ製でネジがステンレスなのでグリス塗っておかないとカジりなどのトラブルの元になります。私は最初の組付時買ったばかりのレスポのアッセンブルオイルを差しといたんですがものの数週間で干上がってしまい、別のグリスを差そうとして緩めた途端クルンとネジ切ってしまいました。これはレスポの流れやすい特性を考慮しなかった私の判断ミスです。
すべてCNC削り出しでシムの切削面がちと粗く、ヤスリがけしてバリを取っておいた方がフレーム塗装面に優しいでしょう。そのままポン付けだと擦り傷入ります。
見た目のスマートさはカンパ圧勝、機能面ではこちらが上でしょうか。
価格評価→★★★☆☆(もう少し安いといいですね)
評 価→★★★★☆(割と満足してます)
年 式→2007/10
カタログ重量→ ??g (実測重量Φ31.8mm 25g / Φ34.8mm 28g)