Fizik ARIONE 08年モデル
購入価格 ¥14.000(ヤフオク)
私のロード初めてのサドルである、このアリオネ。 シモーニカラーという、今で言うワークスカラーシリーズのそれを選んだ。
今では峠を攻めたり、ロングライドをしたり、グレードで言うとやっと中級者になれたと自分では思っているが、 当時はレーパンはおろか学校への通学にだけ使っていたのでシューズはビンディングだが、服装はジーパンONLYであった。 しかし、当時は痛いどころか本当に快適なサドルだなと感じた。
暫く乗らない期間があって、久しぶりに完全装備でサイロを疾走すると1時間も経たない内にケツに異変が。 帰り道、80km弱のところで完全に座れなくなった。 幸い、久しぶりと言うことでこの日は全て平坦路。あとは立ち漕ぎで加速の繰り返し。
何故こんなことになったんだろうと考えてみると、原因は自分のスキルにあった。 初期設定からすると、ポジションはサドルを上げて引いてハンドルは遠く低く、JOKEコーナーにある「イマニャカポジション」を目指していたのと、 クランクをコンパクトにしたので少しでも高回転を維持しようと、90回転/分を目安に漕ぎ続けたことにあった。
前者は前立腺を圧迫する体勢を作り出し、後者は太股を激しくサドルにこすりつける。何かのプレイなのかこれは。
アリオネは横から見ると、前へ向かってなだらかな右下がりの放物線を描いている。 そして一般的なレーシングサドルに比べ、10mm程度エラが張っている。 この二つが揃った時、骨盤が広い人でないとこの左右の角にひっかかるって寸法だ。
先の方も書いておられるが、まず自分のポジションは?お尻はホールドした方が良いのか?骨盤の大きさは? この3点でサドルの形を選び、そして軽さや材質に拘るのがサドル選びのセオリーで、流行り、廃り、重い、軽い、硬い、軟い、これ等に一切左右されることなく己に見合った椅子を買うべきであろうと私は考える。
価格評価→★★★☆☆(標準的なモデルではちと高いか) 評 価→★★★☆☆(合う人には合うので、全否定はしません)
ちなみに、前立腺が痛くなるのは「骨盤を立てれていないからだ。」と突っ込みを入れられそうですが、 うしろ加重の体勢が出来ていてサドルにかかる荷重が大きければ、絶対的なチ○ポ周辺にかかる負荷は大きくなるので、 跨った時点で痛くなる私のような例もあります。
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