購入価格 ¥零円
カイシャからの帰路、車道を走っていると、同じ方向の歩道を若い男が小径車で走っていた。追いついた頃に男はさりげなく、火のついたタバコをポイ捨てしたので、並走ついでに尋ねてみた。
「ねぇ、今何か捨てた?」
「はぁ?」
「何か捨てた?」
「・・・」
というわけで停止して、男はi-podを耳から外し、
「は?」
「何か変なもの捨てなかった?」
「タバコですけど・・・」
「へぇ~、危ないぜ」
「そうですか?」
「ふーん、じゃどうする?オレが拾ってきてあげようか?」
するとその若者はUターンしてタバコを拾いに行った。
バブル前のバカオヤジどもはポイ捨てなんて日常茶飯事だったし、それゆえ道路も駅のホームもタバコだらけだったが、いまどきの若いヤツがそんなジジムサイことをわざわざ真似ることもなかろうに。ま、しかしちゃんとポイ捨てタバコを拾いにいったこの若者は、昔のバカオヤジどもよりもまともである。
価格評価→★★★☆☆(意味は無い)
評 価→★★★☆☆(昔のバカオヤジ5☆に比べればの話)
年 式→2008