[WO] HUTCHINSON EQUINOX

購入価格 ￥1950（なるしま）

愛用のミシュラン、クリリオンを買いにいったのだが、店員さんにお試し価格といわれ、なおかつ値段も2000円を切るので試してみた。
パッケージは冬というか氷を意識した白と青。
なんでも冬向けのスリックタイヤだそうで、走り始めてすぐでも確かなグリップを感じられる。ゴムの融点が低いのだろうか？
その分、夏場など気温が高くなるとべたつくかも、と言われた。まだ3月中旬なのでそこまでべたつきは感じられない。
一度ガラスを踏んだが（フロント）コンパウンドは割れたもののケーシングを貫通することはなく、パンクは免れた。
全体的な感想としては、やわらかいタイヤでグリップ重視だが走りが悪くなる感じはない。減りに関しても、買って4ヶ月で800kmぐらい走ってるが、とくに早く削れる感じはない。ぶっちゃけ走りに関してもクリリオンよりいいんじゃないかと思う。同じ2000円台（なるしま）でのストラディアスエリートライトよりもいいのは確実。大変満足している。

価格評価→★★★★★　文句なし。ただ、お試し価格なので、定価によっては評価が変わる。
評　　　価→★★★★☆　こちらも文句なしなのだが、暑い季節に使ってないので-1。まぁ夏に使うタイヤじゃないと割り切れば満点。

購入価格 9.1ユーロ

安かったのでクロスバイク用に購入。後輪は1本使い切って現在2本目を使用中、前輪はまだ交換していない。

タイヤとしてはごく普通で、日本での値段も納得できる。Panaracerのミドルグレードと同じようなグレードと言って良い。後輪の1本目はタイヤをロックさせて遊んでいたためすぐにカーカスが露出したが、前輪の摩耗具合を見た感じではそこまで悪くなさそうだ。厳密に測っているわけではないのだが、写真の前輪が今1500㎞ぐらいである。

グリップは良い訳ではないが、某V社の安いスリックに比べたら遥かにグリップする。あれはフラフープを付けて走るのと同じで…とまあル●ノのレビューはさておき、ウエットで滑ったこともないし、峠で65㎞/hまで出した時も別段不安はない。

耐パンク性は割と良い方だ。大体1500㎞走ってパンクはゼロ(リム打ちは除く)、カットもほぼ無い。路肩を走るのがメインなので特に神経質に走っているわけではないし、雨でも走る事が多い。この環境でパンクゼロというのは上出来だ。

しかし、タイヤ自体の耐久性は上々ながら問題がいくつか。


まず、自然にサイドが裂けてくる。これは使用環境にもよるので仕方ない部分もあるが、特に後輪がひどかった。交換前は写真のような亀裂がタイヤサイドの70％に発生していた。これが原因で不具合が起きたわけではないが、精神衛生上あまりよろしい事ではない。

また、カーカスの不具合と思われるタイヤの捻じれが1か所。

パッと見ラインが捻じれているだけに見える。実は結構前から気付いていたのだが、ずっとラインが捻じれているだけだと思っていた。


前から見ると、サイドが若干膨れているのが良く分かる。今まで軽度だった捻じれが、何らかの形で悪化してしまったようだ。

というわけでお役御免となってしまった。後輪はほぼ新品なので継続使用するか悩むところだが、とりあえず別のタイヤに変更することにした。HutchinsonはFusion2TLの空気漏れといい、もう少し品質管理に気を使った方が良いと思うのは私だけだろうか。

価格評価→★★★★★(1000円台前半なら）
評　　　価→★★★☆☆(不具合があったものの、値段の割に性能は良い）

追記

3本目(後輪の2本目)が大体1500kmぐらい経過したところで、劣化によるのか断面で見ると3時と9時方向のトレッドに深いひび割れが出てきた。次のタイヤが届くまでは使うしか無いが、かなり深くひび割れているのでかなり良くない状況だ。

間に1回Pro3を使用していた期間があるが、Equinoxに戻した際に後輪のグリップがかなり低い事に気付いた。街乗りのような通常使用ではさほど気にならないが、やはりハイエンドのグリップの良いタイヤに比べるとイマイチだ。

上記の通り、フロントに使っていたものはカーカスの不良で捻れ、もう1本はひび割れが酷くなり使用不可。同じくHutchinsonのFusion2 TLは2本買って2本とも空気が漏れた。つまり、私の中のHutchinsonは4/5、80%が不良品である。品質が劇的に改善されない限り、これからHutchinsonを買うことは無いだろう。安くても不良品ばかりでは却って高く付くだけだ。

価格評価→★★★★★(安い）
評　　　価→★☆☆☆☆(トレッド割れは個体差ではないと思う）