購入価格 ¥9,500(ヤフオク)
30,000ビュー突破記念!(2010.10.3現在)
2005年から5年ほど使っています。途中Fizikアリオネに2年ほどチラチラ浮気しましたが、結局SLRに戻ってきました。
<重量>
最初手にとった瞬間は、あまりの軽さに笑います(が、即座にあまりのパッドの薄さに笑顔が引きつってしまいます)。135gと堂々とサドルにロゴがありますが、伊達ではありません。200g超のアリオネから135gのSLRにカムバックしたときは、ダンシングが軽くなったので、その恩恵はあるかと思います。これ以上軽いサドルはフルカーボンなど、非常に高価なものになってきます。この価格帯でこの重量は破格です。
<お尻の感触>
これは個人差あるので誰でも当て嵌まる事ではないですが、細身のお尻に合うのではないかと思います。また、パッドはほとんど期待できない薄さです。なので、お尻の形に合わない場合はかなりの苦痛を伴います。慣れもありますが、お尻の坐骨間隔が広い人は他を当たったほうが良いかと思います。なお自分はなで肩・痩せ型体系なので、お尻も小さいですし、坐骨間隔も狭いです。
<座り心地>
まずパッドが薄いので、その意味での快適さはゼロです。お尻の形がフィットして、かつスィートスポットがきちっと見つけられた場合は、非常に快適です。まぁ、それはどのサドルでもそうなんですが…。スィートスポットがものすごく広いアリオネと正反対に、SLRのスィートスポットは非常にシビアです、非常に狭いです。ミリ単位での調整を地道に続けてください。体・尻型が同じでも上の人の経験値や筋肉の質でも変わるかと思います。諦めないでしつこく探してみてください。
あと、SLRはチタンレールですが、これが適度に「しなって」います。長時間乗ればサドル自体が個人の尻の形に合わせて若干変形する様です。100キロ以上走った後は、サドルの形状がお尻の形に変形している…ように思えます。
アリオネとの違いで言うと、スィートスポットが狭いおかげで無駄に体が前後せず、ペダリングロスがなくなります。自分がアリオネからSLRに戻った最大の理由はここです。アリオネは前後にスィートスポットが広いので、逆にお尻の位置が決まらなかったです。
<形状>
上から見て細身なので、太ももが太くない限りペダリングの邪魔になるということはないかと思います。173cm、62キロの体ですので、太ももは普通です、SLRでペダリングがどういう、というのはないです。
<総評>
確実に上に乗る人を選びます。スィートスポット選びもシビアです。しかしその軽量から来る恩恵は確実にあります。また、おしりが合う場合は、「しなり」による快適な走りも期待できます。万人向けではないと思いますが、ロード乗りなら一度は試す価値があるサドルだと思います。
価格評価→★★★★★(中古だったので。でも定価でもCP高いかと思います)
評 価→★★★★☆(お尻の形を選びます)
<オプション>
年 式→2005
カタログ重量→135g(実測重量 ???g、軽いよ!)