購入価格 前後で¥90000ぐらい
自転車を始めた時、初めて買ったMTBに組まれていたディスクブレーキはアヴィドの機械式でした。
当時はそんなもんだと思っていたけど、今思えばカックンブレーキでした。
その後シマノばかり使ってきましたが、ある時マグラの評判を聞きつけ、使ってみたいと調べたら、Marta 片方5万円ってナニソレ、
でも清水の舞台にはしご車掛けて飛び降りてみたら、それ以降マグラファンになってしまいました。
ディスクブレーキ歴は、アヴィド機械式⇒シマノBR-M755⇒BR-M765⇒マグラ Marta SL⇒MT6⇒MT8⇒MT2⇒MT4(MT8・MT6と併用)
【良い点】
効きやレバータッチは、モーターサイクル上がりの私でも十分満足できるものであり、レバーを握るとパッドがディスクプレートを挟む感覚が伝わってくるので、
「これは効くヤツやな」と感じさせてくれます。
あと、個人的にマグラはモジュレーションが広く(ブレーキかけ始め、レバー入力からタイヤがロックするまでの、効きの調整幅が広い)、
この効きの特性がとても好きです。
重量は軽量ですが、ブレーキなどの重要部品で軽量なのはどうなの?という気持ちはあるが、使っていて不安は全くないです。
レバーはカーボン製で、派手にこけても折れたことはないです。時代は1フィンガーレバーですが、このMartaは2フィンガー。
何なら3フィンガーでも全指でもレバーを引けるのは、1フィンガーが苦手な私にはとてもありがたいです。
マスターは、マグラ伝統のラジアルマスター形式で、このモデルからブリーディング用の経路が追加されているので、エア抜きは多少楽になっているようです。
指定されているディスクブレーキプレートは、ウェーブ形状で見た目の割には剛性があり、
他のディスクブレーキへ流用することで、タッチや効きの特性が変えられるほど、よくできています。
【気になる点】
マグラのラジアルマスターは、エア抜きがシマノなどに比べると時間がかかります。
あと、パッド交換時にキャリパーは取り外さないと出来ないです。
エア抜き専用の経路は、詰まってしまって使えなくなりました。
片方5万円?なにそれ?だが、どこかで納得している自分がいます。
【総評】
憧れのブレーキだったので、そういうバイアスがかかってしまっている部分はあると思いますが、効きとブレーキタッチは、今の時代にも十分通用すると思います。
今はもう絶版となり、MTシリーズへとバトンタッチされましたが、これからも長く私の中では名機として、記憶に残り続けるでしょう。


価格評価→★★ 何本か頭のねじが緩まないと、手を出せなかった
評 価→★★★★★ アヴィドやフォーミュラの効き方が好きな人には合わないと思う。
<オプション>
年 式→2010