SHIMANO ST-1055 105
購入価格 ¥5,000
1年ほど前、手持ちの自転車がまだ8速だったころ、STIレバー選びで悩んでいました。 ST-2400は使ったことがありましたが、加工精度が低く ブレーキレバーとシフトアップレバーが接触しまくりだったので使いたくありませんでした。 ST-2300はブレーキが掛けにくいので却下です。
知り合いのある方が、3連勝のロードバイクをレストアする際に取り外した 8速105のコンポーネントセットがありまして、 このレバーはそこから格安で譲って頂いたものです。
初代デュアルコントロールレバーことST-7400と同世代のレバーですが、 ST-7800系のレバー(5600、4600、3500、2400などです)に比べて 明らかにブラケットが小さく、握りやすかったのを覚えています。 レバー先端部の出っ張りが少なく、 変速性能は至って普通で、最新のリヤメカと組み合わせても全く問題ありませんでした。
どうでもいい話ですが、このとき使っていたスプロケットは1050系の8速カセットで、 ギアの1枚1枚までばらばらにできたので、掃除がたいへん楽でした。
レバーのタッチが重いという話をたまに聞きます。 ST-7700系以前のレバーの場合、内部機構に塗られたグリスの経年劣化で ラチェットの動きが異常に鈍くなる症状がよくみられます。 以前見たST-7700やST-6500では、シフトアップがやたらノッソリしているのと、 シフトアップレバーにつられてブレーキレバーも内側に動く、という 旧型STIレバーにはありがちな動作不良も確認できました。
長くなりましたが、ST-1055はかなり使いやすかったです。 10速化と同時に取り外して売ってしまったのですが、 これを手放してしまった事は今でも激しく後悔しています。 RD-5701と合わせて8速で使っても不具合がなかったので、 このレバーがもう一度手に入るなら、8速にデチューンしても使いたいくらいです。
価格評価→☆☆☆☆☆(←定価を知らないので評価できません) 評 価→★★★★★ <オプション> 年 式→たぶん1993年くらい カタログ重量→??g(実測重量500g弱)
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