購入価格 ¥18000(円高時)
ケンタウルのウルトラトルククランクはコンパクト・ノーマル問わず年式によって
大きな違いがあるので注意。
私のものは2008年(2007~2008)で、以下の画像のコーラス相当のチェーン
リングがついたものです。
2009以降は以下のようにウルトラトルクのヴェローチェと同じリングになり、
ヴェローチェとは単に名前が違うだけになります。
2007~2008年モデルに関してはリングがかなり良いので質感・変速性能ともに
申し分ありません。内外のインターネッツでもこの時期のケンタウルのクランクは
コーラス相当のプレミアムものとして扱われています。
以降のものに関しては、私は同等品のヴェローチェを持っていますが変速性能は今ひとつです。
最初はいいのですが、少しでもセッティングアウトするともう上がってくれません。
かなり面倒です。
まぁ2008モデルもチェーンリングがコーラス「相当」ではあるのですが、若干耐久性は低い
ように感じます。大体3万kmで刃先が随分摩耗します。コーラスはそこまで摩耗しませんでした。
単純にロットとか時期のものなのかもしれませんし、カンパは品番と商品の管理が適当なので
そんなものなのかも。
事実アメリカからこの時期のケンタウルのチェーンリングだけ購入したことがあるのですが、
妙にギラギラ磨かれてちょっと質感が違うものが届いて驚きました。
決してニセモノではなく仕上げにバラつきがあるだけで、その時期のリングはそんなもの
だったようです。
またケンタウルに限った話ではないのですが、ウルトラトルクのベアリングは相当長い期間持ちます。
UTを幾つか使い倒してきましたが、ノーマルBBカップを使うぶんには浸水は皆無で異物も噛みません。
ベアリング寿命はクランクの寿命と同じくらいなのではないでしょうか。
スーレコのカップを使う場合は内側がシールされないので寿命が大きく縮みます。
ノーマルタイプのBBカップをおすすめします。
という感じです。年式による違いの話がほとんどでしたが、基本的にはとても良いクランクです。
カーボンケンタウルと異なり普通の設計になっていて、チェーンリングに上位互換性があるので
安心して使えます。
今はカンパのアルミクランクは全てパワートルクになってしまいましたが、出来るならウルトラトルクを
探してつけることをお薦めします。特に銀色になるとデザインの良し悪しと仕上げの差が顕著に出るので
尚更です。パワートルクの銀クランクは3万円のルック車みたいな安っぽさがあります。
なんであんなことしたんだろう。。
価格評価→★★★★☆
評 価→★★★★★ 2008モデルなら高評価、以降のものでも星ひとつマイナス程度。