[WO] SCHWALBE ULTREMO
購入価格 ¥3600
もう使ってる人なんていませんが、先日使いきったので一応インプレ。 地球上最後の初代アルトレモだっ…あっまだ履かせてる車輪があった。まだ地球上に存在します。
基本的な評価としては以下。 転がりがとても軽い、ステアが軽くなる、ウェットに強い、耐パンク性高い、摩耗しない、軽量。 乗り心地は悪くなく、シャープで分かりやすい感じ。
といったところです。ウェットに強いのは当時のシュワルベの特徴で、のちにアクアなどの ラインナップを出し始めてから通常モデルのウェット性能が弱くなってきました。 それでも充分強いですが。
グリップはよく分かりませんが、ステアが軽くなるほど変わるのに不安感はありませんでした。 耐パンクと摩耗性は秀逸で、4本買って使っていますが突き刺しパンク皆無。耐摩耗は凄まじく、 10000~12000km(体重59kg、出力も多めで山岳で激しく使います)でもまだカーカスが 見えないほど耐えます。もちろんリアでの使用です。 当時から耐摩耗性能は良いと言われていましたが、世間の基準が驚くほど厳しかった中(※)での 「良い」ですから、現代基準だと「無茶苦茶良い」わけです。
※当時はレース用高級クリンチャーをカーカスが出るまで使うことはあまりなく、ちょっとフラットに なっただけで「こんなもんか」で捨てられているケースが多かったと感じます。チェーンもそうでした。 今でも若干まだそういう傾向が見られます。
唯一欠点を言うと、4年も経つとケーシングが脆くなってちょっとしたことでバーストやカットすることが あること。これは仕方ないですが、「寝かせる」という行為は出来ません。 ちなみにグランツールレベルのトッププロ(プロメカニック)はチューブラータイヤを本当に数年寝かせる そうです。何のため??
現在とっくに廃盤ですが、のちのZX以降は全くの別物になっています。 初代をずーっと売れば良かったのに。初代は完成車にも履かせていなかったので、製造コストが掛かってい たんでしょうか。ZXのケーシング破断事例で中々リコールしなかったのでシュワルベ製品を買わなくなりましたが、 最近になってONEでアルトレモ初代の性能とコンセプトが復活したようなので、久々にシュワルベ製品のONEを 買いました。これはまた数年後にインプレします。←寝かせる…
価格評価→★★★★★ 評 価→★★★★★
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