購入価格 ¥5,000円弱(1セット目)
購入価格 ¥3,980円(今回買った2セット目) 共にウエパで購入。
【2010-6-20 20:38】
私が最初にGP4000Sのレビューを上げた日付と時間だ。
サンデーライダーである私がこの超高耐久タイヤを使い切るのに費やした時間は3年半。
中間報告レビューを挟みつつ10,471kmを走破。
パッケージの強面なドイツ人マイスター(職人)
が自信満々に差出したタイヤをついに撃破したのでご報告いたします。
【使用条件】
ライダーの体重 75kg
マシン重量 推定10kg以上(クロモリ+ボトル等の追加装備)
主に走ってる道 平坦なCR。舗装状態は良い方
時々走る道 ダート、激坂、荒れたアスファルト
乗り方 登坂時でもバイクはあまり左右には振らないが、コーナーでは結構倒す方
空気圧 概ね6.0~7.5ber
保管条件 室内冷暗所(実家の土間)
ローテーション あり
【耐久性】
コンチネンタルの代理店、ミズタニの人と話したことがあるが、1万km使ったサイクリストもいるとのこと。
さすがに誇張だと思っていたが、激しい乗り方をしないならば本当に1万km持ちそうだ。
~flare様のレビューより引用~
本当に1万km使えてしまった(笑)
左が使用済み、右が新品のタイヤ。
インジケーター部。
左が使用済み、右が新品です。
10,471kmも走れば当然トレッドは摩耗し明らかに違う形に。エアを入れた状態では走行中でも明らかに平らになっているのが分かります。しかしインジケーター的にはまだいけるようだ。その気になればあと3,000kmぐらい走れたかもしれません。私と同じ保管状態で私より体重の軽い人が舗装状態の良い平地でひたすらポタリングするだけなら20,000kmぐらいもちそうな気さえします。
これは私の感覚ですが、乗鞍やラピュタの道といった舗装の荒い激坂でバイクを左右に振りながらヒルクライムすると一気に摩耗が進むように感じます。表面が一皮剥けような感じです。流石のGP4000Sもこういった使い方には弱いようです。
【耐パンク性】
今回はサイドカットによりお役御免となりました。
左が表側、右が裏側です。
空気は抜けてませんが穴自体は貫通。
ケーシングの一部が破損した事によりタイヤ自体にも変形が現れていたので使用を止めました。
サイドウォールの耐久性は他のタイヤに比べて強いといった事は無くごく普通だと思います。
では、トレッド面はと言うと。
左がトレッド側、右が裏側の写真。
※撮影時は分りやすいようにタイヤを曲げてます。
砂利だらけのダートもガンガン走っているのでこういった小さな穴が何ヵ所か開いていました。穴の中に見える白いものがパンクブレーカーと思われます。ベクトラン製のパンクブレーカーは噂通り強力。異物の貫通は全て阻止されていました。その証拠に裏面には一切傷無し。
異物貫通によるパンクは8,500km地点で針の様に細いガラス片を踏み抜いた際の1度のみ。異物を取り除いた後はパッチ等の養生もせず走行していましたが穴が広がって再度パンクといった事は最後まで起こりませんでした。
余談ですが、パンクした時パッケージのドヤ顔を思い出し、
「ついに撃破してやったぞ!!」
とトラブってるのに何故か嬉しくなった。(笑)
【ほつれ】
左が使用済み、右が新品です。
新品時のカーボンっぽい部分が剥がれてほつれになります。
ほつれた部分をめくってみると、このカーボン部分はリムに引っかかる部分の補強でタイヤの構造とは別物のようです。
ほつれてきたら鋏などで切って使い続けても何ら問題ないと思われます。
【ランニングコスト】
約2,000円の安タイヤを3,000km使うか。
約4,000円のGP4000Sを10,000km以上使うか。
答えは出ました。
あまりにも明らか過ぎるので野暮な説明は省かせて頂きます。
【まとめ】
他に類を見ない耐久性と耐パンク性とランニングコストを誇る超高性能激安タイヤ。
普段使いはコレ以外ありえません。
2セット目もGP4000Sを選びました。
乗鞍スカイライン、瓶ヶ森林道、祖谷渓、ラピュタの道、しまなみ海道、京都八幡木津自転車道、びわいち、あわいち、鈴鹿サーキット(春夏秋)、岡山国際サーキット、東海道ツーリング...etc このタイヤで一体どれだけの道を走っただろうか。雨でも滑る事は無く、ダートに侵入してもパンクせず。このタイヤのお蔭で大きなトラブルにも遭遇せず色々な景色に出会える事が出来ました。
Zu einem deutschen meister.
(ドイツのマイスターへ)
Danke für den wunderbaren Reifen !!
(素晴らしいタイヤをありがとう!!)
このタイヤを使い切るまで随分掛かってしまいましたがやっと本当の意味でGP4000Sのレビューを書き切る事が出来ました。
さて、次の10,000kmではどんな景色が見られるでしょうか。
価格評価→★★★★★(ランニングコスト的には超激安タイヤ)
評 価→★★★★★(マイスター魂最高!!)
<オプション>
年 式→2010