購入価格 失念(500円くらいだったかな)
ホームセンターでお馴染み、クレのケミカル。
本品は意外とニッチなジャンル、スプレータイプのグリースである。
180mlと300mlの二つのサイズがあるらしいが、自転車用と考えたらば小さいサイズで充分なんじゃないかと思う。
特に変哲のない、クレのあのデザインのスプレー缶に、ノーマルとノズル付きの二つのスプレーヘッドがついてくる。
中身はちょっと臭いが気になるウレアグリスである。ねっとりして泡立ちの悪すぎるムースのような感じで噴射される。
こ汚い感じの写真で失礼。
コピー用紙に噴射した瞬間の写真である。室温が低く、また噴射前の振り方が甘かったので、これは泡立ち少なめ。
さて、これを自転車のメンテナンスにどう使うのか。
先に「泡立ちの悪すぎるムース」となかなか酷い言いざまで表現したが、入り組んだ構造に対して薄くグリースを行き渡らせるのには適しているのである。泡がはじけるときの圧力を利用しつつ、じわじわと粘菌のように細部に入り込んで行ってくれるため、指や刷毛の行き届かない奥の構造の潤滑には適任である。
ということで、デュアルコントロールレバー、ディレイラーのスプリングなど、細かい内部メカに使って快適な思いをしている。
デュアルコントロールレバーの分解はちょっと手に余る、しかしメカ内部にホコリや水が入り込んで悪さをするのは避けたい。
そんなわけで、たまにブラケットカバーをめくって開口部からメカをめがけてプシュッ、プシュッ。
動作の重さが気になる場合は、綿棒で届く限りの古いグリスを拭ってやってから、プシュッ、プシュッ。
ちょっと項目違いになるけど、これをプシュッとやる前にレスポのチタンスプレーを吹いてやると、これも泡による浸透効果は高いものだから、相乗効果でもっと良くなる。
価格評価→★★☆☆☆(ニッチなものだし、仕方ないか)
評 価→★★★★☆(利用機会は少ないが、使い勝手の良い名品だと思う)