購入価格 ¥1100円と1210円
定番商品finish line dry(120ml)を2本連続、ほぼ使い切ってのレビュー(2本目はあと2~3回分)。
チェーン周りの洗浄は
「Parktool CM-5.2」「Morgan blue chain-keeper」「AZ MFC-001 フィルタークリーナー」「豚毛ブラシ」を使用。
水で良くすすぎ、十分乾燥させてから注油作業にとりかかっています。

基本的な塗布方法は、108linkのチェーンをヒトコマづつ注油して『1回』とカウント。
ライドには『2回塗布』してから使用する場合と、『1回のみ塗布』して使用する場合があります。
1回目の注油をしたらチェーン油が渇くのを待ち(最低でも6時間)、2回目を重ねる作業はライドに出かける前日の夜までに完了。
そうしないと飛び散る傾向があり、使用距離も伸びません。
(ドライルブってロウソクみたい、、主成分はパラフィンだから、同じ?)
2回塗布する場合は『必ず』チェーンを洗浄してから使用。
1回のみ塗布する場合は、『洗浄してから』使用する場合と、『追い注油』(洗浄しない)で済ませる場合があります。

『2回塗布』『1回のみ塗布』それぞれの下、縦列の数字(km)は時系列順、洗浄後の注油又は追い注油に至るまでに走行した距離。
まずは2回塗布の場合(n=22)。
初期の段階で使用距離が短いケース(セルの背景色:青)が固まっているのは、ふきとりの為と思われます。
2回塗布だから軽くでもふきとった方が…と試してみたのですが、距離を稼ぐ前にクッションが無くなりギシギシ。
早い段階でふき取りは中止、以後はふき取りせず。
雨に降られたケースが2度あったため、表には『降雨』と注記。
雨の程度もありますが、降られたら50kmも持たない、、翌日は必ず注油…との認識。
サンプル母数(n=22)の総合計距離は6,924km、平均使用距離は314km程。
平均的なサンプルを抽出した上での平均使用距離は321km程。
(n=16 降雨と最小・最長距離のサンプル(セル背景色;青と黄)を除く)
5~600kmにも届きそうなほど距離が伸びた数字があるのは、最後に250km程のツーリングに出かけた為。
その日その日の終盤にチェーンがシャリシャリしかけた記憶がありますが、その程度を許容出来れば、平均的に500kmは使えるかもしれない?
次に、1回のみ塗布の場合、同じく時系列順で(n=17)。
走行距離の横には『洗浄してから』か『追い注油』か分かるよう注記。
例えば2列目なら、追い注油してから363km走れた、となります。
『洗浄してから』『追い注油』の平均使用距離は207kmと197kmで(平均的サンプル抽出)、有意な差は見受けられません。
実感としては、洗浄してから1回のみの塗布だと油切れは割と早い。
追い注油だとチェーンがだいぶ汚れてきたな(早く洗った方が…)と思い始めてしまう。。
結果、それほど両者の使用距離は変わらないみたいです。
サンプル母数(n=17)の総合計距離は3,452km、平均使用距離は203km程。
平均的サンプル(n=13)の平均使用距離も203km程。
オイルの使用可能距離(耐久性)は
1回のみ塗布のみだと、せいぜい200km。2回塗布すれば300km超、場合により500km程も許容できるか。
価格評価→★★★☆☆
1100円→1210円→1375円(未開封)
評 価→★★★☆☆
オイル滴下が安定しない点を除けば不満は無いが、定番商品の評価故の★×3。
この評価を基準に定めておかないと、話題のUFO等名だたる商品群、果てはオリーブオイルまで試すことは出来そうにない…。