購入価格 ¥2700
有名工具メーカーのOEMも手掛ける、1958年創業の六角棒スパナ専業メーカー、EIGHT
六角レンチに適した専用鋼材を使用し、全製品日本国内で自社生産している。
六角レンチなのに何故エイトなのか。創業時の社名が「八百製作所」というのにヒントがありそうだ…
それはさておき、テーパーヘッド(スーパーボールポイント)シリーズは、本締めも可能な独自形状のボールポイントを備えた主力製品。
自転車を始めた頃に単品で購入した4,5,6mmを使用していたが、9年間の使用でいよいよ先端がすり減ってきたので、新たにセットを購入した。
およそ必要とされる六角レンチを網羅したラインナップ。ほしい製品を探すのが大変だが、探せば見つかる。
購入したTMS-7は、1.5, 2, 2.5, 3, 4, 5, 6mmの7本がホルダーに収まったセット。
長さは標準的な六角レンチより長めのセミロングが扱いやすい。
セット品は10mmまでのものが多いが、8mmや10mmの六角レンチで十分なトルクを掛けることは難しいし、使用頻度も低い。
ペダルやクランクの脱着などでこれらサイズのボルトを扱うときは、ビットソケットとラチェットハンドルを使用しているので、私にはこのサイズは不要。
ホルダーが重たくなるし、価格も高くなるので6mmまでのラインナップがベスト。
六角レンチ先端は丁寧に切断・面取りされており、ボルトの六角穴をしっかりと掴む。
自転車に使用される低頭六角穴ボルトやアルミボルト、チタンボルトを傷めずに安心してトルクをかけられる。
実は、復活の儀式と称して、今まで使っていた六角レンチの磨り減った先端を切り落としたのだが、
面取りの具合が良くないのかどうにもボルト穴を傷つけている気がして本品の購入に踏み切った経緯がある。
ここの面取りは意外と重要っぽい。
ある程度のトルクをかけて締め付けられる独自形状のボールポイントも、精密に切削されている。
傾き角は通常のボールポイントに比べて少ないが(そのため、EIGHTのラインナップには通常のボールポイントも存在する)自転車用途ではこれで十分。
ボトルケージなど高トルクをかけない場所は、横着してボール部で締め付けることもしばしば。
PB製品も気に入って使っているのだが、六角レンチとしての性能は同等に思える。
さらに、安定した品質と低価格、さらにテーパーヘッドの使いやすさを加味すれば、EIGHTが有意と言わざるを得ない。
価格評価→★★★★★ 高品質で低価格。
評 価→★★★★★ 六角穴を傷めずしっかりとトルクをかけられる。