購入価格¥3700
◆購入動機
キャットアイの充電式テールライトは過去にラピッドX3、X2、ミニを使った事があり、最近ではサブでラピッドマイクロを使う程度でしたが、久しぶりにメインで使えるしっかりした充電式テールライトが欲しくなり購入しました。
半年ほど使用後のレビューです。
◆製品概要
キャットアイのテールライトの中でもパワフルなモデルで、デイライト性能の高さがアピールされています。
LEDは3個搭載されており、本体は縦横どちら向きでも使用可能です。
点灯モードは常点灯(30)・点滅(30)・グループライド(100)・デイタイムハイパーフラッシュ(300)の4種類です。(カッコ内数値はルーメン)
製品名にもあるように最大光量は300ルーメンとなっていますが、これはデイタイムハイパーフラッシュモード時限定で、通常の常時点灯は30ルーメンと常識的な値になっています(笑)
公称ランタイムは、常点灯5時間、点滅45時間、グループライド8時間、デイタイムハイパーフラッシュ10時間です。
付属のブラケットはラバーバンドで止めるタイプで、エアロタイプのシートポストにも対応しています。(私はエアロタイプのロードは持っていないので未確認)
ライト自体の嵌合部分は以前からある規格なので、ラピッドミニやタイト等とのブラケットの使い回しも可能です。
◆使用感
【明るさ・配光】
パッケージでは約300度のワイドな配光と謳われているものの、広角に満遍なく回る光り方ではありません。
真後ろにドカンと強い光を飛ばすスポット配光で、その残り香的な光を広角に振り分けているような感じです。
基本的には真後ろを走る後続車へのアピール重視のライトと思った方が良いでしょう。特に斜め後方への光の飛びはイマイチだと感じます。
とは言え、クリアボディであちこちから光が漏れるので、全体的な被視認性は悪くありません。
【ランタイム】
常点灯モードの公称ランタイムは5時間ですが、実際は大体5時間半は使えます。
大体6時間弱あたりで強制的にバッテリーオートセーブモードに切り替わる感じです。
ちなみにバッテリーオートセーブモードになると、両端のLEDが踏切の警報器のように交互に点滅します。
【その他の使用感】
付属の新型ブラケット(SP-15)の完成度が非常に高いです。
安定した固定感、車体から外した際にラバーバンドが脱落しない構造等、細やかな設計による使いやすさは見事で、ラバーバンド式ライトにありがちなストレスがありません。
このブラケットだけ単品で買って手持ちのライトと組み合わせて使いたくなります。
ひとつ注意点としては、このSP-15ブラケット、車体に付けたままライト本体だけを取り外す事はできません。
必ずゴムバンドとブラケット含めてまるごと外す必要があります。
充電時や駐輪時等、ブラケットを車体側に残してライト本体だけ手早く着脱したい方は、SP-11、SP-12等、既存のブラケットを使用しましょう。
【防水性】
特に問題ありません。
◆気になるところ
本製品の1番の売りで300ルーメンを発揮するデイタイムハイパーフラッシュモードは昼間でも刺激が強いです。
デイライト性能重視で目立つのが最優先の設計なのでしょうが、少しやり過ぎな気が…(個人的にはこのモードは使いません)
常点灯モードが1モードのみなのも残念です。
実測5〜6時間のランタイムは通勤通学程度では十分ですが、ロングライドで使う事も考えるとランタイム重視のローモードも欲しかった!
あとは、比較的新しいモデルなのに充電端子がMicro USBなのも残念です。
◆まとめ
昼間の後方からの目立ち具合は素晴らしいです。交通量が多い車道走行でも心に余裕を持てます。
ただ、夜間のテールライトとしては明るさ過剰気味です。
集光気味の配光のせいか、常点灯で30ルーメンという数値の割には結構眩しい…
キャットアイらしい堅実な作り込みで価格も安く、目立ち度抜群でデイライトとしての完成度は高いと思いますが、夕方〜夜間使用がメインの場合、本製品の長所をあまり活かしきれないような気もします。
価格評価→★★★★☆(性能の割に安いと思う)
評 価→★★★★☆(出来は良い。デイライト性能重視の一点突破型の性格は好みが分かれるか)
<オプション>
カタログ重量→ 47g(実測重量 本体のみ47g)