購入価格 ¥5680円(2本セット、税込み)
【購入動機】
多少揺り戻しはあるとはいえ、クリンチャータイヤでもハイエンドは1本1万円と自転車パーツが高騰する中、実売2840円(税込み)の割にはネットや雑誌でのプロモーションに力を入れていたサンレモを試してみたくて、25Cを購入しました。
ネットや雑誌には2022年8月から記事が出ていましたが、デリバリーが予定より遅れたのではなさそうで、そのときから「2023年2月ころ発売」と書かれていました。なぜそんな前から発売予告をしていたんだろう…。
【重量】
2本買って229gと224gでした(25Cのカタログ値210g)。
写真は細い輪ゴムで留めてありますが、このゴムは1gもないので、重い方は約10%も重い…。
【装着感と見た目】
タイヤサイドが柔らかいためか、取り付けはとても簡単でした(ホイールはWH9000-C24CL)。普段タイヤ装着はほとんどタイヤレバーを使っていますが、サンレモは手だけで取り付けできました。
装着して「いいな」と思ったのは、黒の色合いや質感が安っぽくないことです。
現代的な感覚的では超ローハイトと言っていいC24に履かせても、足回りが貧弱になりません。メーカー指定の最低空気圧が5.5気圧(25C)と低めなのもうれしい。
【走行感】
素人的な印象でしかありませんが、私がタイヤに求めるのは、
①走り出しの軽快感
②巡航時の爽快感(転がり抵抗感の低さ?)
③コーナリングのグリップ感
④振動吸収性
⑤下りの安心・安定感(これは単純にタイヤの太さによる?)
です。サンレモの走行感を一言でいえば「とりたてて感動する要素はないが、全てが中レベルでまとまったバランスの良いタイヤ」です。重量の割には走り出しの軽快感はそこそこ良好だし、巡航も重ったるくはなく、グリップ感もまずまず、振動はまあまあ感じるけどそんなに尾を引かず、下りも恐怖感はありませんでした。
並行して使っているs-works turboのような巡航時の爽快感や、コルサのような振動吸収性はありませんが、サンレモには「うーん、この点は嫌だな…」というポイントはありません。
【まとめ】
ハイエンドタイヤのほうが良いのは当たり前なのですが、価格とにらめっこしながら自分に合ったタイヤを選ぶのも自転車遊びの1つ。過去にいろんな安価なタイヤも使ってきましたが、軽快感がなかったり巡航が重かったり振動がビリビリくるとか、見た目が安っぽいなど、嫌な点があるものでした。
パーツ高騰時代にあって、この価格で「嫌な点」を感じないサンレモは貴重な存在だと思います。
価格評価→★★★★★(安すぎる)
評 価→★★★★☆(性能として感動する点はないがバランスがいい。コスパでいえば★5)
<オプション>
年 式→2023
カタログ重量→210g(実測重量224、229g)