購入価格 ¥9968 Amazon
【導入】
私は2010年頃、ようやくサドルの沼から抜け出すことができた。
その時、私のお尻には、セレイタリア穴あきオフロード系SLRが挿さっていた。
時を経て、その頃購入したSLRは、レールが折れたり、破れたり、廃盤になったりして、
いよいよ次の候補を探さなければと重い腰を上げ、またサドルの沼に足を踏み入れた。
しかし、その時丁度SLR系オフロード版のX-LRが発売となり、これ幸いと購入してみた。
【実物を見て触れて】
この頃のセレイタリアの商品から、サイズ違いが発売されるようになった。
持ってるSLR系のサドルのサイズなどを測って、Sサイズを購入した。
このサドルは、これまでのサドルのようにベースに基材を貼り付け?その上から合皮のようなカバーを貼り付ける構造とは違い、
ベースにサドルの材料そのものが貼り付けているのか、それとも金型の2色成型的な構造になっていて、
その材料そのものが、ライダーのお尻に直接触れる面となっている。つまり、カバーのようなモノは張り付けられていない。
この表面の材料は、しなやかだがコシがあり、初見では硬いという印象を受ける。
マンガンレールが黒色なので、全体の印象は精悍な印象を受ける。
【実際に乗ってみて】
あーこりゃイテーわ、という第1印象を持ったが、その原因はすぐ分かった。
写真の青線矢印部のエッジが、私の尻に当たって痛みを覚えさせていたのだ。
予想だと、乗ったら体重で穴あき部を中心に、サドル全体が押されてこのエッジは尻に直接的に当たらないはず?だったが、
残念ながら私の体重では、このサドルベース全体を十分にしならせることはできず、
エッジが上を向いたままだったようで、痛みを覚える状況になっているようだ。
お尻を前後にずらしたり、サドルの位置を変えたりいろいろしてみたが、妥協点しか見いだせず、
SLRの後継というポジションにはなれないと感じた。
しかし美点もあって、クライミング時はサドルの先端が下向きになっている面をうまくお尻に挿してみると、
上手くペダルに力を掛けることができた。
あと、サドルの材料が、これまでのサドルとは全く違う構成になっているので、破れたりすることはないだろうが、
ベースから剥がれてきたりすることは考えられる。
耐久性はぼちぼち見ていこうと思う。
しかしこの材質だと、汚れても洗いやすいですね。そのあたりはさすがオフロード用です。
【総括】
この後、同じX-LRの一つ上位機種のLサイズを購入したので、現在このサドルは、ローラー自転車用で使用している。
最後に、SLR系サドルとの表面形状の比較だが…
うーん…、似てるような似てないような。
乗って体重がかかれば、似たような形状になるような気もします。
もう少し、様子を見てみたいと思います。
価格評価→★★★☆☆(←マンガンレールだとリーズナブル)
評 価→★★★☆☆(←まだ様子見だが、拷問椅子とまでは言えない)
<オプション>
年 式→2023
カタログ重量→226g