購入価格 ¥7880
◆購入動機
昔からロードやMTB向けのヘルメットはいくつも使ってきましたが、普段着に馴染むモデルも欲しくなったので購入しました。
◆製品概要
KABUTOのKOOFUブランドで販売されている、普段使い向けヘルメットです。
躍動感のないコロンとしたデザインで、付属のバイザーを装着すると、よりキャップに近い感覚で使う事ができます。
カラーはヘリンボーン柄が4色、単色が4色の合計8色がラインナップされています。
サイズ展開はS/M(55-58cm)、M/L(57-60cm)の2種類です。(私が使用しているのはM/Lサイズ)
◆使用感
普段使い向けのモデルですが、重量はちょっとしたロードのヘルメット並に軽く、バイクを降りて持ち歩く機会が多い普段使いでも負担になりません。
内部はOGKらしい丸型で、被り心地は若干浅めです。
感覚としては【頭の上に載せてアジャスターの力で固定する】という感じで、ロード向け上位モデルのような、後頭部から包み込むようにフィットする快適さはありません。
後頭部アジャスターの上下調整機能もないので、フィット感を極限まで追求する事はできませんが、帽子感覚でサッと被りやすく、普段使いの場面では気にならないでしょう。
また、内部のデザインのおかげか、それともやや浅めの装着感が功を奏しているのか、比較的髪型がペチャっとしにくく、また乱れにくいと感じます。
この脱いだ時の髪型の乱れにくさは普段使いにおいては結構重要で、個人的に気に入っている部分です。
通気性は、見た目から想像するよりも高いです。
エアインテークの数は少ないものの、内部には前から後ろへ繋がる溝がありますし、走行中きちんと風が抜けていきます。
運動強度が極端に上がる事が殆どない日常ライドでは十分な快適性があると言えるでしょう。
適度な通気性のおかげで、冬場でも頭がそこまで寒くならないというメリットもあります。
付属のバイザーは、装着すると見た目がキャップに近くなるのはもちろん、雨よけや日除けに重宝します。
ただ、左右の湾曲が強めで若干視界に入りやすく、前傾姿勢が強いバイクで使うと信号や標識が見にくくなるので、乗車姿勢が起き気味になるバイクで使った方が良いかもしれません。
◆気になるところ
付属のバイザーは、通常のパッドと同じく面ファスナーで貼り付けるだけなので、ヘルメットを屋内に持ち込む場面等、不意にバイザーがどこかにぶつかった時に脱落しそうで少し気を使います。
こういった普段使い向けのヘルメットは、脱いで携帯する機会が多くなると思いますし、バイザーを一旦アジャスター部分に通してから装着する構造にする等、何かしら脱落防止の工夫が欲しいかな…
もうひとつ気になる点は、ストラップのY字中心部分のパーツがズレやすいことです。(写真)
ストラップを噛み込むようにロックがかけられるわけではなく通してあるだけですし、緩めの作りなので、特に持ち運び時にストラップ部を使ってぶら下げたり引っ張ったりすると、位置が簡単にズレてしまいます。
ちなみに、このパーツの部分に水道用のOリング(内径9.8、太さ1.9mmの物)を重ねて装着するとズレにくくなる事に気づいたので、私は自己責任でこの対策をしています。(写真)
◆まとめ
普段使い向けのヘルメットと言っても、カジュアルだったり、スポーティーなデザインの物が多い中、本製品は本当にクセのないデザインで、Tシャツからスーツまでどんな格好でも馴染みやすいです。
非常に落ち着いたデザインでありながら、ロード向けヘルメット並に軽量ですし、通気性も良く快適です。
浅めの被り心地は人によって好みが分かれるかもしれませんが、さっと気軽に被りやすく、発売からかなり時間がたった今でもあえて選ぶ価値がある製品だと思います。
価格評価→★★★★☆(個人的には1万円でも買う)
評 価→★★★★☆(落ち着いたデザインと通気性、軽さのバランスが良い)
<オプション>
年 式→
カタログ重量→バイザーなし235g (実測重量 バイザー込み258g)