購入価格 ¥失念
2012年購入、途中数か月単位で数度取り外し期間があったが、今も現役です。
最新のMTシリーズから見ると、1世代前のMTシリーズなので、全く同じものは現在買えません。
Marta SLが気に入って、途中でMarta SL のカラーバージョンが出たので、それを購入したくて頑張って節約していたが叶わず、
しばらくしたらMartaは廃盤となり、このMTシリーズにバトンタッチされました。
使い方は、王滝100㎞などのマラソン系レース、XC系トレイルライディングで、時々ダウンヒル常設コースをたらたらと走るという使い方を想定しています。
評価も価格も高かったMartaシリーズからの代替えとして、ちょっと攻めた印象のするブレーキです。
【良い点】
レバータッチや効きは、Martaからの乗り換えでも違和感はないです。マグラのモジュレーションは健在です。
重量は、Martaよりも少し増えた感じですが、全く問題なしです。
レバーはアルミ製で、素地むき出しのシルバー、これは使い込むうちに指の当たる部分が鏡面になっていくマニア仕様(笑)です。
2フィンガーレバーですが、私は1フィンガーより2フィンガーの方が好きなのでありがたいです。
使い心地は、Martaよりも少しレーシーな感じ、見た目と相まって所有感は高いです。
あと、このMTシリーズから、キャリパー上部からパッドを交換できるようになりました。放熱性という面でも、その方がメリットがあるように思います。
【気になる点】
良い点であげたレーシーな感じが、実際に使い続けていると若干繊細であると感じることがあります。
エア抜きのやりにくさやその難しさは、マグラではこのMT6に限ったことではないのですが、これでもう十分だろうというぐらいエア抜きしても、
最初はよくても使っているうちに握りが甘くなってくることがよくありました。
一応私はエア抜き経験は20年ありますが、これほどエア抜きがシビアと感じたことはありません。
繊細、という部分では、マグラはこの初代MTシリーズでリコールをやっています。冷間時にブレーキの効きが甘くなる恐れがあるとかで、
マスターシリンダーの交換となりました。名機Martaからの代替えで、マグラもこのMTシリーズではちょっと仕様を攻めすぎたのかもしれんなぁ・・と、
リコールの報を聞いたときは思いました。
【総評】
MartaからMTシリーズへの世代交代は、全体的にはうまくいったように思います。
ブレーキとして求められる機能は奇襲しつつ、全体的にアップグレードできたと実際に使っていて感じましたが、それゆえ信頼性という点では、
評判の良かった製品からの切り替えはどんな工業製品でも難しいのだなと考えています。
価格評価→★★★ 3.5、Martaよりリーズナブルになったが、やっぱり他社と比べると高い。
評 価→★★★ 3.5、機能はMarat同等、取り扱いは若干シビア
<オプション>
年 式→2012