購入価格 11万円ぐらい
【導入】
これまで、ロードバイク1台とMTB1台に、それぞれ左のみクランク型のパワーメーターを使っていました。
なので、パワーメーターの有用性はある程度理解しているという人が、初めてペダル型のパワーメーターを使ってみたというレビューです。
目的と対象は、ペーシングとMTBでの運用になります。XC200は両足計測できますが、自分の場合はペーシングと、
ライド後のパワー履歴を見て一喜一憂するのが目的なので、XC100をチョイスしました。
【使用準備】
箱から出すと、すでに電池が入っていました。ボタン電池だけど、そのボタンが2個重なったのが1個になったような少し変わった形状の電池で、
その入手性を考慮すると、ボタン電池2個重ねで使うことになると思います。
サイコンとのペアリングは(私はEdge530英語版)問題なくできると思われますが、クランク長の入力が必要になります。
キャリブレーションもすんなりと終わり、いよいよ実走です。
【使ってみて】

まぁかっこいいよね。
比較対象はクランク型のパワーメータとなりますが、パワーの数値は結構アップダウンが激しいと感じました。
また、これはシューズとの相性なのか、ペダルをキャッチしても固定感が乏しく、結構緩く感じます。
これまで使っていたXTのSPDより、少し踏み心地の感覚がフワフワとしている感じ。
よく言えば、膝や足には負担が少ないかもしれないということ。悪く言えば、節度感が乏しいので、力が逃げているんじゃないか?と感じることです。
写真を見てもらうとわかるのですが、Garminはペダル軸部中央が盛り上がって、その部分を中心に、踏み面が前後に山なりに下がっています。

これにより、シューズ裏面との接地が、軸部を中心にして前と後ろにシーソーしているのでは?と考えています。
XTなどは、その部分が比較的フラットなので、シューズとの接地面が増えることで安定感が出ていると推測します。

この辺りは、普段からシマノのSPDを使っている方だと違和感を覚えるかもしれません。
あと、踏み面の高さが変わったので、少しだけシートポストの出代を増やしました。
勘合力の緩さは、固定力をMAXにしてもキャッチの荷重が増えただけで、キャッチ中のクリートの浮遊感はなくなりませんでした。
XTとは左右で計約100g、片方で50g重量増なので、ペダリング中は若干重さを感じますが、これは慣れてしまえば忘れられるレベルでしょう。
泥抜けも問題なさそうです。
耐久性についてはGarmin曰く、かなり過酷なテストをしても大丈夫だったとのことなのであまり心配はしていませんが、
上のXTのペダルの写真を見てもらうと分かるように、私ペダルの扱いメチャメチャ荒いので、本当に大丈夫なのか、少し心配です。
機能的な部分や水入りについてはあまり心配はしていませんが、一番の心配は、電池を入れる部分の蓋の六角を潰してしまわないか?ということです。
ここはもう少し使ってみてから、改めてレビューをさせていただこうと思います。
【総評】
初めてのペダル型パワーメーターを使ってみて、機能的な部分ではクランク型パワーメーターと大きな使い心地のギャップはありませんでした。
ただ、ペダルの踏み心地が変わったことや、キャッチ後の固定力の違いなど、ある程度慣れが必要な部分があるということが分かりました。
また、このGarminのパワーメーターは、片足計測から両足計測に、はたまたSPDからSPD-SLに、それぞれコンバージョン・アップデートキットが販売されており、
拡張性の魅力や、バイク間での移設が容易という点は、大きなアドバンテージだと感じました。
ただ、やはり導入には価格面で躊躇してしまう部分が大きいと思いますが…SPDペダル型のパワーメーターの選択肢が限られている点と、
Garmin製という安心感といいますか、ネームバリューを考慮するとなんとなく納得感が出てくる私は、金銭感覚が不治の病におかされているのでしょうか?
価格評価→★★(←高いよ)
評 価→★★★(←電池の蓋だけ心配、あとは耐久性をレビューしていきます)