購入価格 520ユーロぐらい(73,000円ぐらい、送料税関込み from Bike 24)
シマノのWH-M8100から交換、特にシマノに不満があったわけではないです。
使用するMTBは、アルミのHT 29er ブースト仕様。
シマノとDT Swiss には、クロカン用とエンデューロ用の2シリーズがあります。
リム幅と重量で比較してみると…
【XC系】
DT Swiss XR1700 リム内幅=25㎜ 前後SET重量 1672g
Shimano XT8100 リム内幅=23.8㎜ 前後SET重量 1840g
【エンデューロ系】
DT Swiss XM1700 リム内幅=30㎜ 前後SET重量 1748g
Shimano XT 8120 リム内幅=30㎜ 前後SET重量 2002g
そこそこの重量差がありますが、値段の差も大きいので、CPをとるか、純粋なパフォーマンスをとるのか、個人の考え方や用途で選択も変わってくるでしょう。
ということで、アルミホイールで重量面とDT Swiss のホイールに興味があり、購入に至りました。
外観は、地味。地味なんだけど、Shimanoっぽくない。なぜだかかっこよく見える。
シマノのリムの断面がラウンド形状であるのに対して、DT Swiss はリム中央をピークとした三角形の形状、シマノよりシュッとしているかな。
他は走っているとよく見えないので、あんまり見た目に代わり映えはしません。
実走では、このホイールはよく転がる。なんとなく「回る」ではなくて「転がる」。
坂では、シマノより少し楽で、傾斜が緩むとシフトアップのタイミングがシマノより若干早い。傾斜によってはシマノより1枚重めの傾向。
重量が軽いんだからそりゃそうだろう、なのだが、面白いのがダンシングのフィーリングの違い。シマノよりカチッとしているからか、リズムが取りやすい。
これら全て、シマノよりDT Swiss の方がホイールとして剛性が高いということだと思います。総じて、よく進むし速いです。
これの意味するところ、疲れやすいです。踏み負けるとかそういう感じではなく、なんとなく体に来る振動が増える感覚があるので、運用にはシマノよりフィジカルが要ると思います。
シマノより軽くて剛性が高くてよく転がる、パフォーマンスではDT Swiss が上です。
しかしその代償として、価格と疲れやすいかも?という部分をどう捉えるかでしょう。
また、DT Swiss はハブのメンテもしやすいということ、フリーボディ内部のスターラチェットのアップデートなど、プラスアルファの価値も付与されているので、
価格差は良しとしても、乗り味は少し硬いので玄人向けと感じました。
フルサスのスペアホイールや、登りも下りも楽しめる中性的なXC系トレイルMTBを組んでみると面白そうです。
価格評価→★★★(←シマノより高いが、性能差・拡張性を考えると納得できる)
評 価→★★★★(シマノより硬いので、長距離乗るにはフィジカルが必要)
<オプション>
年 式→2022年モデル
カタログ重量→ 前後で1672g
