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今年の4月より、メキシコのグワナファト州に住んでいます。
自転車人として、このメキシコの大地を走らない手はないということで、今はまだ十分な経験値はないですが、レビューしてみます。
このレビューをするのは、自転車歴22年、MTBがメインで、ロードはMTBの練習のために乗るという位置づけですが、たぶん自転車ならなんでも好きです。
グワナファト州は、メキシコ中央高原に位置し、標高1700m以上の高地となります。まだ四季を通して住んでないのでわからないこともありますが、
4月から8月で、朝の気温は10度台、昼は気温が上がっても35度、湿度はとても低くて、陰に入ると抜ける風がとても涼しいです。
そして、日本ではメキシコの治安に対するネガティブな情報が出ていますが、一人で週末の夜に飲みに行かない、昼間でも人気のない場所へ行かない、
落書きやごみの多い場所に近づかないなど、日本でも気を付けるような注意を約3割増しぐらいで意識すればほぼ問題ありません。
そして、ローカルのメキシコ人からも情報収集しておくと、さらにいいでしょう。
メキシコの自転車事情ですが、MTB8割・ロード2割といった感じで、圧倒的にMTBが主流です。
これは道路環境にもよると思うのですが、市街地を離れるとそこはもう未舗装路天国、舗装されていてもロードでは走れないような荒れた道ばかりです。
交通事情ですが、日本に比べると、およそ1.5割から3割増しの危険度増といった感じです。現地人の主な危険運転は、信号無視・方向指示器を出さないなどで、
あとは整備不良・過積載の車が2割ほど混じってますので、それに気を付ける必要があります。
整備不良や過積載の程度は様々ですが、ブレーキランプがないとか、荷物が落っこちてきてもいいように車間をとるとか、危うきに近づかず…の感覚を養う必要があります。
自転車を外で乗る場合は、ほとんどの場合はスタート地点まで車でデポします。そして、できれば日曜日に走ります。これは治安に対する対処法となります。
(日曜日は、キリスト教の国メキシコでは基本休息日となり、悪い連中もあまり活動しない…とのこと、ホンマか?)
そして、もしソロライドの場合は、自転車の故障に対応できる工具やスペアパーツを厳選して持ち歩く必要があります。
さらに、その工具を使ってトラブルを自分で解決できる必要があります。
代表的なトラブルは、パンク・チェーン切れで、あとは未然防止的な整備を常日頃から行う必要があります(これは日本でも同じですね)。
ライドスポットですが、住んでる町から一番近いところではリンコン・デ・タマヨで、
ここは主に荒れたアスファルトと石畳、17%から20%の急坂が名物です。
石畳で、ここで傾斜18%ぐらい、なかなかチャレンジング。

急坂中は完全1車線、ここをフルサイズのバスがすごいスピードで下りてくるのでビビる。
そして、棘のある植生で、パンクに要注意。

そして、今のところ一押しグワナファト市周辺、素晴らしい。

MTBでも楽しいですが、グラベルロードだともっと楽しいのか?

こんなダートを繋いで100㎞連続ダート走行も可能かも?なんか、スケール感がバグってきます。
ちなみに、この時は50㎞走って獲得標高1500m、ダート率100%でした。
このグワナファト市周辺は、ダブルトラックのダートが中心ですが、そのダブルトラックを繋ぐようにシングルトラックもあるようで、
今後はその探索に注力しようと思います。
あと、タマヨで標高1800~2400m、グワナファトで2400~2800mと、乗ってるだけで高地トレーニングになっています。
このメキシコレビューは、今後何篇かに分けてアップデートさせていただこうと思います。
価格評価→★★★(治安の不安をどう対処するか?)
評 価→★★★★(今は「最高」という言葉しか浮かばないが、未知の部分もあるので)