購入価格 ¥6800
ミニベロとブロンプトンしか持ってないので、私のレビューがどれほど参考になるかは怪しい所だがdia-compe287Vである。
まあ、名前で察しが付く方も多いだろうが、Vブレーキ対応のドロップハンドル用ブレーキレバー。
Vブレーキといえば、今ではエントリークラスのクロス/マウンテンで使われているぐらいなのだが、敢えてドロップ用レバーを出すようになったのは昨今のグラベルロードの恩恵(Vブレーキというより、フロントシングル+機械式ディスクブレーキ対応レバー特需)だろうか。
2022年1月時点の選択肢で云うと、TektroのRL520、dia-compeが287V、と上位モデルのEvo-V、CANE CREEKの drop V brake leversの4種で、さらに価格帯からいうとTektroのRL520と287Vが比較対象と思われる。

極めて個人的な印象としては、RL520よりプランケット部が5~10mmほど細いので287Vの方が上から握ってレバー操作しやすい。

あと、RL520の台座がプラスチック製なのに対して、こちらは金属製である。
(RL520にVブレーキ用のフレキシブルリードパイプを取り付けてちょっと窮屈なワイヤー取り回しをしたところ台座が割れてしまった)

ブレーキワイヤー取付部が前面にあり、ここから真っ直ぐにケーブルが裏側へと抜ける構造なのでワイヤーが通しやすい。クランプ部のアーレンキーを差し込むためのスリットが切ってあるので取付も楽。
レバーを引いた状態で、斜め上から作業を強いられるRL520とは隔世の差がある。
RL520やEVO-Vはグラベル系ハンドルとの相性を意識してかハの字型左右非対象のレバー形状をしているが287Vは真っ直ぐなので、ちょっと味気ない。ここは好みの分かれそうな部分ではある。
あとレバー側にRL520にあるようなクイックリリース機構はない。

なお、付属のリードパイプにアジャスターがつているのは、ブレーキ本体にアジャスト機構が付いてるキャリバーへのVブレーキの欠点を補うためだと思われるが、90°のみなのが実に惜しい。
一般的な135°も付けるかフレキシブルにしてもらえば云うことなかった。
価格評価→★★★★☆
評 価→★★★★★
<オプション>
年 式→
カタログ重量→ g(実測重量 g)