購入価格 ¥12000くらい(昔すぎてうろ覚え)
◆購入動機
天候に関係なく使える防水性能と適度なサイズ感に惹かれ、たしか2002年に購入しました。
約20年(!)使い続け、未だに現役です…
◆製品概要
オルトリーブ定番であるロールトップタイプのメッセンジャーバッグの、普段使い仕様・小型版と言った感じです。
現在は17L、23L、29Lの3種類の容量から選べるようですが、私が購入した頃はたしか20Lのみだったと記憶しています。(うろ覚えなので間違っていたらすみません)
◆使用感
本体外部にはポケットのような物はありません。
内部には取り外し可能なポケットがあるものの、それ以外に仕切りやポケットはなく、清々しいほどシンプルそのものです。
防水タイプのリュックというよりも、背負うタイプのパニアバッグと表現した方が近いかもしれません。
背面内部には硬質な板が入っており、ショルダーベルトはここに固定される形になっています。おそらくバッグ生地への直接の荷重負担を避けるためでしょう。
板が入っているおかげで、中の荷物の突起が背中に当たるのを防いでくれますし、手紙や書類の折れ曲がりも防いでくれます。
全体がシンプルな作りなので容量を最大限に活用でき、普段の荷物+スーパーで買った荷物少々程度なら余裕です。靴の箱も問題なく収まります。
その反面、荷物を整理して収納することはできないので、細かな使い勝手はいまひとつです。
このシンプルな作りを「容量を最大限に使える」と捉えるか、「荷物の振り分けができず使いにくい」と捉えるか、ここは好みが分かれそうではあります。
要の防水性能は全く問題ありません。
土砂降りの中を長時間走っても不安は一切なく、電子機器も安心して携帯する事ができます。
汚れたら風呂場でシャワーをかけてこすり洗いしていますが、ビクともしません。
◆気になるところ
底面積が狭い割に開口部までの高さがあるため、下にある荷物へのアクセスがしにくいです。
それに加えて底面、側面、背面が黒いため内部がとても見にくく、手探りになりがちなので、私は内部ポケットのジッパー部に小型のキーライトを付けて対策しています。
◆まとめ
とにかく頑丈で信頼性が高い製品です。
重い荷物を運ぶ事も多く、汚れたら風呂場でゴシゴシ洗う等、かなり過酷な使用環境だと思いますが、バッグ本体はもちろん、大きな負担がかかるショルダーベルトの固定部にもダメージはありません。
防水生地も強く、表面のほつれも非常に少ないです。
さすがに20年経つとロールトップの折り目部分に少し破れている部分もありますが、実用上何の問題もなく、体感での防水性は変わりありません。
10年ほど経った頃、ウエストベルトのバックルの爪が折れてしまいましたが、手芸店で売られているバックルを使う事で復活しましたし、数年前にロールトップ部分の面ファスナーのメス側の粘着力が弱くなった時も、ホームセンターで売られている粘着テープタイプの面ファスナーに張り替える事で復活しました。
その他の致命的な不具合は全くないため、ズルズルと約20年も使い続けています。
シンプルなデザインとちょうどいいサイズ感が心地よく、自転車に乗らない日も使い回しが効くので、このバッグが壊れたらまた現行のヴェロシティを買う事でしょう。
【最後に】
私が愛用している物はあまりにも古い物なので、現在売られているヴェロシティとは仕様が異なる部分が多々ある事をご理解ください。
価格評価→★★★★★(この耐久性でこの価格は安いとしか言えない)
評 価→★★★★★(質実剛健という言葉を絵に描いたよう!)
<オプション>
年 式→2002?
カタログ重量→ ?g(実測重量 約900g)