購入価格 確か¥20000くらい(失念)
◆購入動機
私はロードバイクを趣味はもちろん日常の足としても使っています。
日常の足として使うと当然持ち物も多くなり、身軽に体ひとつで走るわけにはいかないわけで、10年以上、オルトリーブのヴェロシティやメッセンジャーバッグ等のバックパックを愛用していました。
しかし、長距離走行で肩や腰に荷物の負担が蓄積するのが気になり、数年前、思い切ってロードにもリアキャリア+パニアバッグを導入する事に。
防水性への信頼感から、パニアバッグはオルトリーブ定番モデルのバックローラークラシックにしようと考えていたのですが、本製品の方が軽量で普段使いに合いそうな見た目だったので購入しました。
組み合わせているキャリアはトピーク製です。
◆製品概要
ロングセラーモデルのバックローラークラシックの容量や防水性はそのままに、環境への負担が小さいPVCフリー素材を採用してカジュアルな素材感で仕上げられたモデルです。
通常のバックローラークラシックと比べ、ペアで220g減(カタログ上)という軽量さも注目すべき点でしょう。
表面はオルトリーブお馴染みのツルッとしたPVC素材ではなくファブリック感のある生地でできており、一見防水生地には見えません。
普段使いにも馴染みやすそうな雰囲気です。
◆使用感
マウント方法は、オルトリーブ独自のQL2.1というシステムです。
詳細は代理店のサイトに載っているのでここでは割愛しますが、これがよくできています。
バッグの前後位置を細かく調整可能、着脱も簡単、それなのに固定は確実で、さすがロングツーリング用途で鍛えあげられたマウント方式だなと感心します。
バッグの生地は、通常のオルトリーブの防水生地と比べると柔らかく、かなり薄手です。
一見ちょっと頼りなく見える生地ですが、防水性能は安定のオルトリーブ品質で、大雨の中の使用でも問題ありません。
内部には、深めのポケットがひとつと、浅めのジッパー付きメッシュポケットがひとつ設けられています。(着脱不可)
付属のショルダーベルトは簡単に着脱可能です。
◆気になるところ
PVCフリーの薄手の生地のせいか、バッグ全体にハリがありません。入れる荷物が少ないと型崩れしやすく、見栄えが悪くなります。
機能的に問題があるわけではありませんが、少し気になります。
(↑荷物が少ないとクタッと感が出やすい…)
◆まとめ
オルトリーブらしい防水性と耐久性を保ちつつ軽量で、日常での使い心地はとても良いと感じます。
ただ、生地が薄く、通常のPVC生地と比べると木の枝や摩耗に対して若干弱そうにも見えるので、ロングツーリング等の過酷な使用環境では、定番のバックローラークラシックの方が安心感はあるかもしれません。
価格評価→★★★☆☆(長く使えるので高くない)
評 価→★★★★★(安定のオルトリーブ品質。防水バッグらしくない素材感は好みが分かれるかも)
カタログ重量→ペア1680g(実測 片側で約800〜900gくらい)←体重計で測ったので不正確