購入価格 ¥35000円程(送料、関税等を含む)

先にレビューしていたRitcheyのハンドルがブラケットを握るポジションをとり辛く感じていた為
1 .ショートリーチ・ショートドロップ(reach≦80mm、drop≦125mm)
2 .上ハンドルが扁平加工されたエアロ形状
3 .末広がり(フレア)ではない
4 .上ハンドルの肩からブラケットにかけて「谷」を形成せずフラット、落差がつかない(世間一般ではアナトミックシャロー)
以上の要件を満たすようなハンドルを探した結果、
要件の3番以外を満たしたドイツの軽量パーツメーカー『Tune』のGeweihカーボンハンドルバーを購入。

サイズは400mm(ブラケット取り付け部間)、リーチ75mmドロップ125mm.。
バーエンド間の実測は420mm、実測重量194g。
外観は美しい化粧カーボンが巻かれ、正面に誇らしく
『Tune born in the black forest built to enjoy nature』の文字。
ステムやブラケット取り付け基準となるマーカー位置もズレがなく正確。
なんとなくだけど、価格に見合うようコストをかけクオリティコントロールしようとするメーカーの意思を感じる…。

上ハンドルは手を置き易いよう扁平しセミエアロ、その裏側には作業性を考慮したケーブルを這わせるための溝加工。
ステム周辺のサイコンやライトを取り付けるスペースは十分。
セミエアロでありつつ快適性、作業性、実用性を兼ね備えたバランスが好印象。


上ハンドルのショルダー、肩の曲がりのアールは小さく(≒ほぼ直角的に曲がる)、上ハンドル直線部分は長く確保されている。
登り等で上ハンドルを引くには好ましいが、一方で、肩のエアロなエッジが手のひらにやや強く当たるようで少し気になる時も。
下ハンドルは柔らかいカーブを描きつつ、エンド手前で軽く曲がって4cm程の直線部分を形成。曲線と直線の境界にはDi2用の穴。

私は下ハンエンドを下向き2~3度にセッティングするのが常だけど
Tune(drop125mm)は前使用のRitchey(124mm)と比較して、数字以上にドロップが大きくなった、と感じた。
何のことはなく、ritcheyは下ハンをやや下に向けた状態でのリーチ・ドロップを表記し
tuneは下ハンを水平状態での表記という『差』で、数字以上の落差を感じたということ。

今回、許容範囲ではあるけれども想定外で、メーカーはもっと気付き易いように表記すべき、と思う。
そもそもハンドル幅がブラケットC-CかエンドC-Cかさえ明示していないメーカーもあって…(tuneがそうだった)。
クラシック(シャロー)的でほぼフレア無し、落差も小さい印象だった前使用のRitcheyは下ハン巡行が楽。
車と車の隙間をすり抜けて走れそうな疾走感があった。
アナトミックシャロー的でフレア有り、やや落差がある感のTuneでは、その感覚は消えてしまって、ちょっと残念。
次回はドロップ水平125mm未満で探したい。

価格評価→★★★☆☆(単品で購入したので送料が重…)
使用評価→★★★★★
年式→2021
実測重量→400mm 194g